内容説明
深海=暗黒の世界ではない!奇妙でカラフルな深海世界。世界中から集められた貴重な写真200点超収録。
目次
深海の探検
二つの海のあいだで生きる
影絵の劇場
深海生物の夜の踊り
大洋の花火
進化の現場をつかまえる
穏やかな捕食動物
巨大イカを探して
生きた化石の避難所?
深海の吸血イカ
深海底・命なき荒野?
探索地
モントレー・キャニオン
暗闇に棲むサメ
深海のガラパゴス
暗礁の深みで
熱水噴出孔
メタンを呼吸する動物共同体
くじらの遺骸―命のはじまり
海溝―深海の極地
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
66
真っ黒な背景の中のカラー写真が美しい。見慣れない生物。見慣れない生き物。暗くて深い海の底に生息している生き物に思いを馳せる。2016/06/26
遠い日
13
まるでCGのような不思議な深海の生き物たち。水圧と闇の中で生き延びるための合理的な進化。にしても、この造形、このヴィジュアル、と、強いインパクトでわたしたちに迫ってくる。2018/03/01
itokake
12
大プリニウス(古代ローマの博物学者)は海洋性動物は全176種と言った。現在、深海で発見される生物は1000万-3000万種の間と推定。本書にも同定されていない種がいくつもある。地球の生命生息地の85%は深海。ワクワクが止まらない。そんな期待が大きすぎたのか、この本にはちょっとがっかり。写真の並べ方がぐちゃぐちゃ。コウモリダコは著者に気に入られ何回も登場するが、まとめた方が魅力がわかると思う。紹介される生き物がクラゲ、イカ、タコに偏っている気もする。また、一部に合成写真があるのには萎えた。2022/01/25
ののまる
9
あー、本持ってくるの忘れた・・・って凹んだまま、大好きなスペインバルにいって、そこにある本棚の中から発見。ひゃーーー、面白い!!こんな生物が本当に存在してるのっっっ???この形、どういうこと??この身体からびよーんて出てる紐なに?って、いちいち声に出して誰かと驚きを共有したくなる。2016/06/21
寧々子
7
驚きの連続で圧倒されました!! まさか海の底にこんな世界が広がっていたなんて思いもしませんでした!! 透明な体に光を放っていてハッとするほど美しく神秘的なクラゲや、可愛い顔した魚や蛸に喜んでいると次のページには禍々しい姿の魚がいたり!! 摩訶不思議な生物が生きる深海を覗くことができて良かった♪2011/02/14