出版社内容情報
こんな作家に出会ってほしい……
ヴィジュアルをメインにした誌面構成で、既存のアートの価値観にとらわれず、展覧会レポなどを通して、個性的なアーティストや作品を紹介していく、少々異端派なアートマガジン、ExtrART(エクストラート)。
file.19は「その存在の、ミステリアス」。
奇妙な存在感を醸す人物像を生み出してい作家たちを特集!!
鉄を素材に、少女像や実在の人物の肖像を作り出している《藤井健仁》、
一木造りで、特異な人物像を彫り出す《棚田康司》、
釣り眼の少女が不穏な存在感が醸す《モリケンイチ》、
独自の絵の具で、淡く繊細に顔を描き出す《後藤温子》、
欲望と誘惑が複雑に交錯するユートピアを描く《中井結》をセレクション!
この他、トロイ・ブルックス(絵画)、ホシノリコ(人形・オブジェ)、新竹季次(絵画)、中川ユウヰチ(コラージュ)、宮本香那(絵画)、江村玲(絵画)、清水真理と宝塚大学の講師・研究生によるイタリアでの展示レポと、さまざまな表現を取り上げています。
取り上げた作家・展示等=藤井健仁、棚田康司、モリケンイチ、後藤温子、中井結、トロイ・ブルックス、ホシノリコ、新竹季次、中川ユウヰチ、宮本香那、江村玲、清水真理、北見隆、高田美苗 ほか
◎FEATURE:その存在の、ミステリアス
◎藤井健仁《彫刻》……★鉄という強度ある素材を通して、対極的な価値観を対峙させる/文・志賀信夫
◎モリケンイチ《絵画》……★釣り眼の少女の不穏な存在感が醸す、幻想的光景
◎後藤温子《絵画》……★独自の絵の具で淡く繊細に描く、「顔」という情景/文・志賀信夫
◎中井結《絵画》……★死の国と隣り合わせの、欲望と誘惑が複雑に交錯するユートピア
◎棚田康司《彫刻》……★全裸と向き合い、一木造りで彫り出された身体の本質/文・志賀信夫
◎Toru Nishimaki selection no.013―海外アーティスト
◎トロイ・ブルックス《絵画》……★キャンバスという劇場に麗しく輝く、幻想の女性たち/文・西牧徹
◎PICK UP ARTISTS
◎ホシノリコ《人形・オブジェ》……★自然の中に溶け込む、オブジェや人形たち/写真・田中流
◎新竹季次《絵画》……★混沌の世界の闇の中に見いだす、きれいごとではない「生」の姿
◎中川ユウヰチ《コラージュ》……★古い写真用乾板ケースを用い創り出された、足穂的イメージの数々
◎宮本香那《絵画》……★痛みや鬱屈を抱えた純朴な少女たちの、甘く危険な誘惑
◎江村玲《絵画》……★届きそうで届かない、憧れの青年を描き続ける
◎REPORT
◎清水真理と宝塚大学の講師・研究生によるイタリアでの展示イベントレポート……★イタリアのミラノ、ブレシアを巡った平成最後の遣欧使節/文・清水真理
表紙及び目次背景/藤井健仁
執筆者名を省略した記事/文・沙月樹京
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