内容説明
日本語点字資料を日本語文字・表記論の観点から精査し、そのかなづかいの歴史を明らかにし、「棒引きかなづかい」から「現代仮名遣い」にいたるまでの日本語表記史における日本語点字表記の位置づけを考察していく。
目次
第1部 日本語点字のかなづかい(現代日本語点字の表記の概要;日本語点字の成立とかなづかいの歴史;近代日本後点字資料『点字 尋常小学国語読本』のかなづかい;近代点字新聞『点字大阪毎日』のかなづかい―第1号から第25号までを対象として)
第2部 近代点字関連資料のかなづかい(石川倉次著『はなしことばのきそく』のかなづかい;『尋常小学読本』のかなづかい;松本亀次郎『言文対照 漢訳日本文典』のかなづかい 点字かなづかいと「棒引きかなづかい」)
第3部 だれのための日本語文字・表記研究か(点字かなづかいと「現代仮名遣い」;だれのための日本語文字・表記研究なのか)
著者等紹介
なかのまき[ナカノマキ]
中野真樹。1980年生まれ。国学院大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。国学院大学特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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