安部公房スタジオと欧米の実験演劇

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安部公房スタジオと欧米の実験演劇

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  • サイズ A5判/ページ数 217p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784882029694
  • NDC分類 912.6
  • Cコード C0074

出版社内容情報

安部公房の演劇活動の軌跡をたどり、その実験的な試みが世界性を持っていたことを同時代のアメリカ・ヨーロッパの演劇集団と比較することによって明らかにしたものである。

内容説明

観客を夢の世界へ連れてゆく…。そこで言葉は重要さを失い、演じる俳優の肉体が中心となる!「安部公房スタジオ」のめざした大胆な試みを検証し、欧米の実験演劇との間にある類似や相違点について、気鋭のイタリア人研究者が論じる初の書。

目次

序章 「安部公房スタジオ」と欧米の実験演劇
第1章 「安部公房スタジオ」の演劇の構造―要素と手法
第2章 「安部公房スタジオ」の作品におけるモチーフ
第3章 ザ・リヴィング・シアターの大冒険
第4章 イェジィ・グロトフスキーの実験劇場
第5章 エウジェーニオ・バルバのオーディーン劇場―現実になったユートピア
第6章 安部公房と欧米の実験演劇における類似と相違
終章 東京・渋谷とデンマーク・ホルステブロ

著者等紹介

ジャンルーカ,コーチ[ジャンルーカ,コーチ][Gianluca,Coci]
1995年、イタリアのナポリ東洋大学日本語日本文学卒業。1997年‐1999年、早稲田大学研究生(国費留学生)。2001年、専修大学大学院修士課程修了、2004年、同大学院後期博士課程修了。ナポリ東洋大学日本語日本文学非常勤講師、トリノ大学日本文学非常勤講師。研究分野は、安部公房、大江健三郎、そしていわゆる日本のポップ文学
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