海の門―別府劇場哀愁篇

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海の門―別府劇場哀愁篇

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  • サイズ B6判/ページ数 315p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784880863146
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0030

出版社内容情報

日本という国は女たちを米兵に捧げあたえた!敗戦日本を生き抜いた人々の悲しき戦後史
隣の大分市は破壊され尽くしたのに、大分別府市には太平洋戦争で1発の爆弾も投下されなかった。なぜか・・・?
それはアメリカが戦争開戦当初から占領後に米軍キャンプを造る構想を持っていたからだ。
そして戦後、米軍の兵士が大量にやってきた。群がるように日本人娼婦もやってきた。
これは日本国の税金で米軍に供された娼婦たち・・
国家計画売春という戦後史の真実と闇を暴く鬼塚ノンフィクション最新刊!

鬼塚 英昭
1938年大分県別府市生まれ。現在も同市に在住。国定教科書や御用学者・お追従史家、広告代理店隷属の既得権マスコミ各社が流布する日本の歴史に疑義を抱いてタブーに挑み、国内外の膨大な史料を渉猟して常識を覆す数々の発見を繰り返している。その陰には超人的な読書量があり、焼酎と珈琲をこよなく愛す毎日がある。

内容説明

日本という国は女たちを米兵に捧げあたえた!敗戦日本を生き抜いた人びと、その悲しき記録。鬼塚ノンフィクションの原点。

目次

海門寺異聞
クレージー・マリーと東京ベティ
その男の名はフー
転落の詩集
別府御法度を知らぬか
海の門への侵入者たち
境川に歌は流れて
赤い薔薇の花の悲劇
海門の辰の怒り
サブとミイ
涙の花
ラストシーンよもう一度
遙かに遠い歌の調べを聴きつつ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

11
戦後、進駐軍に自らを犠牲にしてパンパンとして働いた女性たちの話。むごい時代過ぎてなんと言っていいやら・・・でした。戦争は終わっても、女性たちの戦争はまだまだ続いているんだということ、戦争で負けるとはこういうことなのか。。と改めて実感。たくさん命を落とした女性たちの犠牲があったことも忘れてはなりません。2014/12/13

冬佳彰

10
敗戦後、占領軍がキャンプを造り、進駐していた時代の別府を描いた物語。フィクションとノンフィクションが混じり合ったような話となっている。キャンプの兵隊に群がる人々、被害、繁華街、浮浪児、国や自治体主導での売春政策などの中での人々の生活が描かれている。元々観光都市であった別府の特性もあるだろうが、おそらく日本全国に似たような事象が発生していたのだろう。最近の墜落事故の処理を見ても、ある部分の関係は維持されたままのように感じる。病態の認識がなければ治療はないが………。2023/12/11

於間抜新吾

4
うつくしい町、別府のうつくしい物語。敗戦後、生きていくということがどんなに困難なことだったか、どんな時代でもうつくしい人はいるのだなあと人間として生まれてきてよかったなあと思わせてくれる物語。2023/11/10

tecchan

1
 タブーを恐れないノンフィクション作家として知られ、5年前に亡くなった鬼塚英昭氏の原点的作品。戦後ままなくの別府を舞台に米兵相手の売春婦、孤児達と戦地帰りの浮浪者の主人公が織りなす人間模様。著者の少年期の記憶と実在の人々を取り上げリアリティのある感動的な小説としている。2021/09/17

寅次郎

0
終戦後の別府の街を描いた作品。思わず泣いてしまう場面もあり、日本全国米軍基地の街は混乱を極めていたのだとつくづく想いました。今は叶いませんが著者の小説をもっと読みたかったですね。別府劇場哀愁篇とは読了して納得!2016/05/05

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