内容説明
「重力」は、解体=再創設を繰り返す多事争論の場である。だが、「多事争論」の実現に不可欠な党派性が絶対にある。言葉を使えず実行行為に依存する暴力を批判し、同時に言葉しか使えず言い逃れを続けるイロニーを除去する、「二重の闘争」はどこにあるか?〓秀実の68年革命論と松本圭二、大杉重男の68年革命批判がきしみあう本書はこの課題に答えることができるのか。
目次
特集1 一九六八年革命をめぐって(共同討議1―一九六八年革命について;共同討議2―一九六八年革命と現代詩;討議2資料…討議のためのレジュメ;一九六八年革命小史(史論) ほか)
特集2 もうひとつの六八年(『エルキュリーヌ・バルバン、通称アレクシナ・B』;翻訳者の資格『エルキュリーヌ・バルバン』の平行線上に(批評)
往復書簡大西巨人‐鎌田哲哉
戦争まで(詩) ほか)
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