“小林よしのり『台湾論』”を超えて―台湾への新しい視座

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  • サイズ A5判/ページ数 288p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784878933899
  • NDC分類 302.224
  • Cコード C0010

内容説明

マンガ家小林よしのり氏は、「大東亜戦争肯定論」を展開した『戦争論』につづき、“台湾=親日的”神話を背景に日本の植民地支配肯定論を展開した『台湾論』を出版しました。この本は、台湾では国会(立法院)で取り上げられるなど東アジアから壮絶な非難を浴び、小林氏は一時、台湾の「入境禁止処分」を受けるにいたりました。本書は、33名の日本・台湾・中国の研究者の共同作業により、この『台湾論』が展開する歴史の歪曲を暴くとともに、これまでの日台関係の歴史を検証し、ポストコロニアル状況下における日本・台湾・東アジアの今後の関係を考えるための本です。

目次

第1部 小林よしのり『台湾論』のどこが問題か?(日本の植民地支配は良かった?;台湾の人は親日的?;日本と台湾の歴史的関係)
第2部 小林よしのり『台湾論』の背景(小林よしのり氏を解読する;小林よしのり氏とネオナショナリズム;これからの日本・台湾・東アジアの関係を考える)