出版社内容情報
今日、世界の全人口の1割にあたる6億人以上の人が障害をもつといわれている。そして、近年、今までの人権保障の枠組みからほとんど取り残されてきた障害をもつ人の権利を保障しなければならないという動きが高まってきている。第1部では、このような展開を背景に、障害者の権利をいかにして保障していくかについて、さまざまな観点から検討していく。第2部では国際人権の今が分かる人権年報となっている。
[第1部]慈善から人権問題へ(VMイラガン)/国連障害者権利条約の実現に向けて(川島聡)/すべての人のための、バリアフリーで、権利に根ざした社会の構築をめざして(秋山愛子)/差別禁止法制定に向けて(池田直樹)/障害をもつ女性(蛭川涼子)/精神医療ユーザーの主張(山本深雪)
[第2部]2002年の国連の動き/2002年の国別人権状況審査/個人通報に関する見解/国連子ども特別総会/人権教育の動向/ダーバン宣言・行動計画の実施状況とダーバン会議後のフォローアップ
[資料]アジア・太平洋国内人権機関フォーラム第7回年次会合最終結論/人種差別撤廃委員会一般的意見29/自由権規約委員会一般的意見30/社会権規約委員会一般的意見15/子どもの権利委員会一般的意見2/札幌宣言・札幌プラットフォーム/障害者の権利実現へのパートナーシップに関する大阪宣言
内容説明
本書では、障害者の権利とはどういうことなのか、なぜ今障害者の権利の主張をしていかなければならないのか、ということを国連の場で、アジア・太平洋地域で、日本で、また障害をもつ人のなかのそれぞれの視点で取り上げ、この考え方の概要を明らかにする。
目次
第1部 障害者の権利(慈善から人権問題へ私たちの人生をコントロールする;国連障害者権利条約の実現に向けて障害者の声を盛り込むために;すべての人のための、バリアフリーで、権利に根ざした社会の構築をめざしてアジア太平洋障害者の十年のこれまでとこれから;差別禁止法制定に向けて;障害をもつ女性;精神医療ユーザーの主張)
第2部 アジア・太平洋地域の人権の動向(国連の動向とアジア・太平洋地域の人権;アジア・太平洋地域の政府・NGOの動向;2002年採択の主要国際人権文書)



