内容説明
神戸の暮らしは2年目に。あたらしい仕事に没頭し、外の世界へ飛び込む日々。新旧の友人と過ごして透明な自分に色がついていく。日記エッセイシリーズ第8弾。
目次
2017年7月
8月
9月
アルバム
10月
11月
12月
著者等紹介
高山なおみ[タカヤマナオミ]
1958年静岡県生まれ。料理家、文筆家。レストランのシェフを経て、料理家になる。におい、味わい、手ざわり、色、音、日々五感を開いて食材との対話を重ね、生み出されるシンプルで力強い料理は、作ること、食べることの楽しさを素直に思い出させてくれる。また、料理と同じく、からだの実感に裏打ちされた文章への評価も高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Matoka
11
2017年7月〜12月、神戸で一人暮らしを始めて2年目の日々が綴られている。59歳くらい? この本が始めてなのでイマイチ登場人物がわからないが、中野さんとの関係が素敵だ。尊敬と信頼に溢れているけど程よい距離がある。度々ムーミンを見ながらご飯を食べているのも、海を見ながらちびちびお酒を飲んでるのも、とても良い。リハビリのような日々だったとあとがきで振り返っているので、穏やかに綴られた日常の中にもしんどい気持ちなどもあったのだろう。2025/10/24
アルパカ
7
びっくりしたのは最後のあとがきにあった一人暮らしの今より、東京にいたときの最後の数年間のほうが一人だと感じていた、という部分。スイセイさんとうまくいっていなかったんだなあ、としみじみした。高山さんのお母さんが「家族っていうのは変わっていくもんだから」と言っていて、全くその通りだと思うけれど。人間はみな日々細胞レベルで変化している。個々が変わっていくんだから関わる人間関係も変わっていくのは当たり前なんですが。2021/05/18
chi0926
5
中野さんが沢山出てくるようになり、もういいかな。。と思い始めた。ゆったりした日記だけど、毎日ちゃんと働いていて、何気に忙しそう。2021/04/16
Paku501
3
中野さんが中野さんがって何回出てくんだろう。そして中野さんが今ひとつ好きになれないのは中野さんの人柄や性格や会話の内容が書いてないから?どんな人なのかまったくわからないのにいっぱい名前だけ出てる感じ。図書館で借りたので。。。買ってないのにこんな感想ですいません。 2022/08/16
at@n
2
神戸の夏の描写が光にあふれていてとても美しい。六甲の坂道を上る感覚も思い出すし、昔行っていた店なども出てきて楽しい。買い物姿の高齢女性が坂を上っているところを見かけたりしていたが、このような毎日を過ごしていたのかなと想像してしまう。純粋さや子供のような感性にここまでこだわると逆にエゴやナルシズムが他人からは見えにくくなってよいのかなと思った。2022/07/15




