内容説明
新しい本が生まれて、また新しい仕事がはじまる。風を感じながら、散歩して、読書して、ときどき山の家に行く。同じように見えながら、刻々と変わりゆく人や暮らし。日記エッセイシリーズ第3弾。
目次
2014年1月~3月
4月~6月
アルバム
11月~12月
2015年1月~3月
4月~5月
著者等紹介
高山なおみ[タカヤマナオミ]
1958年静岡県生まれ。レストランのシェフを経て、料理家になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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かっちゃん(かっち)
31
レシピが載ってます! 茄子とひき肉のカレーがとても美味しそうです。2017/08/16
くろにゃんこ
28
間違えた・・・知らない料理の方のエッセイでした^^;なので出てくるスイセイさんも?おかしいな~と調べたら「枝元なほみさん」と勘違い。ちょっと似てるでしょ。失礼しました<(_ _)>2017/12/16
吾亦紅
20
日々ごはんの第1巻を読んだときは、武田百合子の富士日記と比べてしまい、あまりいい印象は持たなかった。 それでもかれこれずっと彼女の日記を読み続けているのは何でだろう。 この巻は夫スイセイとの別居直前までの日々が記録されている。が、ここにはその事情はいっさい書かれていない(あとがきで少し触れている)。考えに考えて書いていないのだろうと思う。不器用で泥臭い人だなと思う。それでも上っ面だけのおしゃれで丁寧な暮らしの記録よりもずっといい。だからずっと読んでいるのかも。2019/01/07
Sakie
15
高山さんとスイセイさんはよく喧嘩をするという。文章の中にはそれほど出てこないけれど、その行き違いがお二人の別離につながってゆくのだろう、と想像して読んでいる。別離に向け距離感が増すのかと思いきや、逆にスイセイさんの存在にすがるような、感傷的な描写も多い。夫婦には夫婦の数だけ在り方がある、か。ごはんを「上っ面だけで作っていた」という言葉にどきりとする。あまり考えなくてもできる献立でやり過ごす感じが、猫たち優先で、人間の家族を我慢させているかもしれない私自身のことと重なって狼狽えた。向き合わなければ。2021/06/12
鯖
15
一人暮らしに戻った高山さんが自分ひとりのために丁寧に料理をする描写があって「18歳の頃は一人暮らしで手の込んだ料理を作れば作るほど、さびしさとわびしさがこみあげてきて、西日の差す四畳半で胸を詰まらせながら食べた」という思い出にこっちまで切なくなってしまった。海自の料理じゃないけれども、たくさんの人のために大量に美味しい料理を作ることも、自分ひとりのために丁寧に料理を作ることも、どっちも同じように尊くて、素晴らしいことだよなあと思う。でも若い頃のその気持ちはよく解るんだよね…。なんか泣けてきてしまったよ。2018/03/18