内容説明
はじめて訪れたフランス。好奇心のままに五感を研ぎすまし、記憶も感情も味わいつくす高山さんの旅の形。
目次
2005年4月14日(木)東京
15日(金)東京→パリ
16日(土)パリ
17日(日)パリ
18日(月)パリ→ノワール・ムチエ島
19日(火)ノワール・ムチエ島
20日(水)ノワール・ムチエ島→パリ→クレルモン・フェラン
21日(木)クレルモン・フェラン
22日(金)クレルモン・フェラン→リヨン→アヌシー
23日(土)アヌシー〔ほか〕
著者等紹介
高山なおみ[タカヤマナオミ]
1958年静岡県生まれ。東京・吉祥寺にあったレストラン「諸国空想料理店KuuKuu」のシェフを1990年から2002年末までつとめ、その後料理家に専念。現在は書籍、雑誌、テレビなどを活動の場にする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
41
旅本。読み友さんおすすめの一冊。いいなぁ、パリに行きたくなります。ヨーロッパに行ったことがなくても、色んなことが想像できて、わくわくしました。2015/05/15
怜
34
こっちを読んで蚤の市の本を読めばよかったなぁ。マルシェや蚤の市にきゃっほー(・ω・)ノとなっちゃう気持ちを充分楽しんで、わたしもフランスにいるようだった。旅は悲喜こもごも、それも醍醐味のひとつ。気持ちを隠さない飾らない高山さんの文章が好きだ。たくさん共感できるところがあって、些細なところでも涙出て困ったけれど。2015/05/11
ホークス
27
食べ物の描写が圧倒的にディテール豊かで、私の様な者でも味や香りをイメージできた気にさせてくれる。街や人の空気感を巧みに織り交ぜてあるからだろうか。理屈に頼らず、あくまで感じたままを書く所も好感が持てる。田舎町の食堂で、一枚のブリューゲルの絵から始まる思考が印象的。若い頃からあったヨーロッパへの憧れと、今ようやく訪問できた安堵、先延ばししてきた後悔が渾然と湧き上がる。しっかり者に見える著者の脆い部分に親しみを感じた。スイセイさんとの些細な行き違いがとても可愛く、お二人の呼吸が聞こえる様だった。2016/09/20
ぶんこ
21
日々ごはんを数冊読んで、高山さんの本を卒業したつもりでしたが、家族が借りてきました。 高山さんは好きなのですが、スイセイさんが苦手。 ごめんなさい。 後2冊あるのですが、こちらを読んで、やっぱり無理と判断。 読まずに返却します。 重い石は、自分のリュックに入れて欲しいし、旅先で些細な事で喧嘩して欲しくないです。 聞きたくない、読みたくなかったです。2014/07/09
野のこ
20
なおみさんの見たもの、感じたこと。そのままを書いていてその飾らない文章に共感することも多くて勝手に親近感をいだきました。日記は旅行の雰囲気を一緒に味わえてすごく良かった。おじゃる丸くんのエンディング曲は私もジーンとくるのが一緒で嬉し!些細な夫婦ケンカはよく分かる。私も細かいので向こうが不機嫌になる、バカになるって大切やなぁと思いました。でもスイセイのことがたくさん出てきてとても好きなんやなぁって微笑ましかったです。ところでスイセイの好きそうな脳模様のレリーフって?イメージが出来なくて気になりました。2017/04/21