内容説明
2005年に大腸がん発覚。その後、肝臓、肺へ転移。2011年春に5度目の手術を受け、今や血液検査は100点満点。仕事にも恋愛にもやっぱり全力投球!
目次
第1章 大腸がんで初めての手術(森の中のカフェオープン;二〇〇五年、暑い夏の不調 ほか)
第2章 肝臓の手術の前にイタリアへ(リンパ節転移多数;退院後の生活 ほか)
第3章 がんだって食べて働く(花嫁のれん;ベジタブルパワー ほか)
スリッパ先生にインタビュー
忙しくてもできる身体にやさしくて美味しいレシピ(五目黒豆;卯の花 ほか)
著者等紹介
高野久美子[タカノクミコ]
名古屋市中区生まれ。名古屋市立菊里高校、愛知県立芸術大学音楽学部にてヴァイオリンを専攻。学生時代にイギリス、フランスに短期留学を経験し、大学卒業後、大阪辻製菓専門学校に入学。1987年、名古屋で初の少人数制お菓子教室「高野久美子CAKES」を開く。その後、数々の料理教室講師やCMフードスタイリング、イベント会社カフェ運営などで活躍。がん発症以降は薬膳や自然食の勉強も重ね、現在、文化センターなどで料理教室の講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ひなはる
7
大腸がんステージ4が発覚し手術。その後肝臓への転移が見つかり手術。そして数年後、肺への転移も見つかり手術。外科手術のみで抗がん剤治療はしていないのに、最初のがん発覚から12年経っても元気に食に関する仕事をなさっているという。がんにも色々あるのだなぁ~というのが率直な感想。自分がもし同じ状況になったら、こんなに明るくは乗り越えられないだろうなぁと心から思う。 2017/11/04
らんどるる
1
癌サバイバーの知り合いが読んで共感することが多かったというので。料理家として味覚障害は嫌だと抗がん剤治療は拒否し、転移するたびに切除。色々大変だったことと思うが、サラッと書いていて、恐らく癌サバイバーも前向きになれるのでは。2022/09/06
まりかず
1
とても好感が持てる方だなあと思った。食は大事。2019/04/10
rinkooo
1
字も大きく、前向きに書いてある闘病記。そのため暗い気持ちにならずに読める。ブログもあるなら興味深い。 食べることで困っている闘病中の方には読んでほしいな〜。レシピも何品か掲載されているので勉強になる。 元々の肺活量検査が大事になる、なぜなら麻酔で肺の動きを止めるため麻酔から復活した時に活動が悪いと肺炎になり易い、からである。なるほどねー。2018/12/23
明日は晴れ
1
図書館本。「大腸がんステージ4を乗り越えて」というサブタイトルが付いているので、大腸ボリープ検査前に図書館に行って、つい目に付いたw あっちこっちに転移するも、いい先生と出会えて、前向きに対応して外科手術をしている姿が、同年代として励まされる。体力ももちろん必要でょうが、気力と「やりたい事」があることが、筆者を強くさせている気がする。2018/12/03