目次
第1部 提訴(年の瀬;医師との面談;陣痛促進剤;さまざまな出来事;弁護士に依頼;提訴を決意)
第2部 裁判(裁判始まる;証拠写真;師走の法廷;医学と医学の戦い;最後の攻防;八年目の春)
著者等紹介
小早川淳[コバヤカワジュン]
1944年生まれ。「ゆいの精神」や「村の訴訟」など、主として村落共同体の研究に従事。大学退職後、自治体史の編纂などにも参加。幕末維新期の農山漁村の貧困や医療、福祉に関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れおな
0
この本を読むまで知らなかった事が、陣痛促進剤の投与が日常茶飯事に行われていた事だった。その薬害により多数の障害児が産まれていた事も。 非常に失礼な表現かもしれないが、障害児の介護は正直に言ってとても大変ではないかと思う。とても私には到底背負う事は出来ない。近親者に身体障害者の人間がおり、施設に入退所を繰り返していた現実を見ていても尚更そう思う。少なくとも、医者の身勝手な都合だけで平然と危険な薬物の投与が行われて良いのか。言語道断である。御家族の方も元気な我が子を夢見て頑張ってきた筈。再発防止を望む。2018/04/27