内容説明
地球上の二大環境(海と陸)の特徴的な元素(ナトリウム、ケイ素)を生命が生存のため、どのように選択的に体内に取り込み利用しているかを見ることで、多くの生きものが与えられた環境にどう順応し進化してきたかを語る。
目次
1 はじめに―「元素の生物誌」の試み(化学の世界のアルファベット「元素の周期表」;元素からみた自然界の成りたち ほか)
2 海の元素ナトリウムの生物誌(海の水はなぜ塩辛い?;魚とナトリウム ほか)
3 陸の元素ケイ素の生物誌(土とケイ素;動物とケイ素 ほか)
4 おわりに―ナトリウムとケイ素からみた生物の世界
著者等紹介
高橋英一[タカハシエイイチ]
昭和2年京都市生まれ。昭和27年京都大学農学部農芸化学科卒業、農林省農業技術研究所を経て、昭和41年より京都大学農学部教授。農学博士。平成3年退官。京都大学名誉教授
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