出版社内容情報
本試験にきわめて近い難易度の模試3回分を収録しました。「予測スコア換算表」、「スコアレベル別正答チェック」で現在の実力を診断。弱点や強化すべき点が明確になり、より効果的な学習が可能となります。
《はじめに》
人、もの、情報が自由に行き来するグローバルな現代社会では、ビジネス界に限らず、実用的な英語力の重要性がますます高まってきています。
その実用英語運用能力を評価するテストとして、現在もっとも広く採用されているのがTOEIC(Test of English for International Communication)です。現在、世界60か国で実施されているTOEICは、アメリカの非営利テスト開発機関ETS(Educational Testing Service)が開発・制作している英語力評価テストです。
本書『新TOEIC TESTプレ受験600問』は、新TOEICに完全対応した模擬問題集(3回分)として、TOEICを初めて受験される方、並びに短期間のうちに効率よくスコアアップしたいとお考えの方が、万全の受験対策を立てることを可能にする問題集です。
本書は、TOEIC受験対策クラスの指導に長年従事してきたベテラン日本人教員3名(全員TOEIC990点満点取得)と、TOEIC関連テキスト・教材の作成に長年従事してきたアメリカ人ライターの計4名が新TOEICの過去問題を徹底的に分析し、内容・レベルともに公開テストそっくりの模擬試験3回分の作成をめざして完成したものです。別名『新TOEIC TESTそっくり模試』とでも呼んでもらえるほどのクオリティを実現できたと自負しております。
本書には3つの大きな特徴があります。
1. 私たちは新TOEICの設問パターンを徹底的に調査・研究しました。その結果、実際のTOEICの内容・レベルにきわめて近い練習問題を作成し、模擬試験(3回分)の形に仕上げることができました。実際のTOEICと同じように、付属のCD を使いながら制限時間を守り、本番さながらの臨場感の中で模擬試験にチャレンジしてください。
2. 3回分の模擬試験のそれぞれについて、皆さんがTOEICを受験したときのスコアを予測する「予想スコア換算表」と、現在の実力を診断する「スコアレベル別正答チェック」を用意しました。これらにより、現在のご自分の実力を診断できますので、 補強すべき分野・弱点が明確になり、より効果的な学習が可能となります。
3. 本書は単なる模擬試験ではありません。懇切丁寧な解答・解説、和訳、語句注、スコアレベル表示などをうまく利用して何度も復習することにより、3 回分の模擬試験を終えたころにはかなりの実力アップが期待できるはずです。
このように、本書はこれまでに類を見ないほど高い学習効果が期待できるTOEIC受験対策書です。今後安心してTOEIC受験に臨むことができるよう、皆さんには真剣に取り組んでいただきたいと願います。本書がTOEICスコアアップをめざす受験者の大きな助けとなることができれば、著者としてこれ以上の喜びはありません。本書をやり終えた後、さらに高得点(860点以上)に向けて学習を進めていく方々には、本書の姉妹書『新TOEIC TEST完全攻略模試』(語研)にもチャレンジしていただきたいと思います。
末筆ながら、本書を上梓するにあたり、いろいろな方々にたいへんお世話になりました。特に、語研編集部の奥村民夫編集代表には、企画から校正までひとかたならぬご厚意とご援助をいただきました。この場を借りて、衷心より感謝の意を表したいと思います。
2008年2月
著者