内容説明
一体の男性ミイラの解体を通して、ミイラ作製の手順や防腐処理技術のみならず、古代エジプトの神官でもあった職人長の生活・仕事・信仰を再現し、生前の人物像に迫る。
目次
第1章 ホルエムケニシの発見
第2章 第21王朝時代のエジプト
第3章 テーベの役人の生活と仕事
第4章 信仰と葬儀
第5章 ホルエムケニシのミイラの解体と研究
ホルエムケニシのミイラ作製
第7章 調査結果:ホルエムケニシという人物の復元
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
シルク
9
150頁足らずの薄い本。けど、面白かったわー。「あがぁ」と口を開けた、非業の死を遂げた(かもしんない)ミイラの写真がボコーンと投入されているから、わたくしなどは、息を止めながら読む(笑) 図書館の怖い本とか、毒がついてるような気がしたり、ミイラ本は、何かミイラの粉末的なものが出てるような気……しませんでした? わたくしはこどもの時、してました。そして今も相変わらずそんな気がしている(笑) ……一体のミイラが開封され調査された。何者かが分かっている稀な例のミイラ。そのひとは、ホルエムケニシと言う……てな本。2019/08/04
ユキ@うろちょろ
1
第20〜21王朝の下級神官ホムエルケニシのミイラから、彼の生きた時代背景、人物像を探る。後半はミイラの作られ方、その病歴など詳しい写真が白黒だが載っている。2011/08/30




