月島物語ふたたび

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  • サイズ A5判/ページ数 400p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784875023999
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

■編集者より

内容説明

1988年、ニューヨーク帰りの批評家が、東京湾に浮かぶ月島で、長屋暮らし始めた。植木が繁茂する路地、もんじゃ焼の匂い漂う商店街、鍵もチャイムもいらない四軒長屋…。昔ながらの下町の面影を残すこの街だが、実は日本の近代化とともに作られた人工都市だった。モダニズムがノスタルジアに包まれた街―批評家はそのベールを一枚ずつはがし、月島の全体像を浮かび上がらせていく。日本近代化論、文学論、都市論を縦横に駆け巡る傑作エッセイの待望の復刊。第一回斎藤緑雨賞を受賞した単行本版、文化人類学者・川田順造氏との対談を含む文庫版補遺に加えて、書き下ろしエッセイ、建築史家・陣内秀信氏との対談、各時代の月島風景などを収録した決定版。

目次

ランディング・オン
埋立地は語る
孤児流謫
月島通一九九〇年三月
大川の尽きるところ
衣裳の部屋
猫と鼠
佃の大祭
勝鬨橋と月島独立計画
風の中の牝鶏
わが隣人、中野翠
天使と大将
もんじゃ焼と肉フライ
水の領分
エリアンの島
高楼の変遷
路地に佇む

著者等紹介

四方田犬彦[ヨモタイヌヒコ]
1953年、兵庫県生まれ。比較文学者、映画史家。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学・比較文化を学び、その後、コングック大学、コロンビア大学、ボローニャ大学などで客員教授を務める。現在は明治学院大学文学部芸術学科教授。関心の領域は幅広く、映画はもとより文学、都市、漫画、美術、音楽、料理、民族差別など多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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hiratax

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月島の長屋に住んだ著者が、街を歩き、図書館で歴史を調べ、言葉を綴る。 中央区立月島図書館で借り受けて読んだ。月島は中央区でもっとも人口が多い街のようで、図書館も立派で、郷土資料も月島ほか築地関係の資料が充実していた。2013/04/21

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