ことばの核と周縁―日本語と英語の間

ことばの核と周縁―日本語と英語の間

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  • サイズ A5判/ページ数 419p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784874241776
  • NDC分類 810.4
  • Cコード C3081

出版社内容情報

黒田成幸氏の100ページ以上にわたる研究を筆頭に、日本語学・英語学・言語学さまざまな論文を掲載。中村捷・齋藤倫明・北原博雄・小川芳樹・佐藤直人・小林隆・金子義明・島越郎・平野日出征

内容説明

本書は、日本語を対象にした論考と英語を対象にした論考からなっている。執筆者の専門分野から明らかなように、日本語学(国語学)の研究者が新しい理論的枠組みで日本語を分析し、一方、英語学の研究者が日本語の分析をするなど、日本語学、言語学、英語学の縦の壁が年々低くなっている。これは歓迎すべき現象であり、各専門分野のよい伝統は保持しながら、日本語研究と英語研究の間の交流がさらに活発化し、言語という共通の対象に向かってお互いの研究が促進することを期待したい。

目次

語の周辺的意味と語構成―「つら(面)」を構成要素とする複合名詞を対象として
主部内在関係節
トコロ節
日本語における動詞句の限界性の決定要因―対格名詞句が存在する動詞句のアスペクト論
日本語アスペクト動詞の自動性・他動性
日本語における付加詞からの摘出
種子島方言の終助詞「ケル」
英語の不定詞補文動詞の意味構造と推論規則
英語法助動詞の意味解釈―語彙特性、語用論、叙述様式のインターフェイス
付加詞併合の非循環適用
英語/l/、/r/の変動と最適性理論