目次
第1編 フランスにおける社会保障医療への途―かつて、患者達は医師に対して、いかに支払っていたのか。そして、その後、患者達は、いかに給付されるに至ったのか(萌芽―伝統的自由医療から初期社会〈保障〉立法へ;慣習・近代市民法・医師組合運動・社会法と医師への謝礼;地方ごとの謝礼表から全国協約による診療報酬へ)
第2編 フランスにおける医師の組織化―医師達は自らをいかに組織化しようと試み、また、いかに統合されていったのか(初期社会〈保障〉立法と医師組織;ヴィシー体制下における医師組織―医師会設立と医組合の解散;今日的な医師の組織化・統制―医師会・医師組合・社会保障)
第3編 フランスにおける「医師倫理法典」の運命―伝統的自由医療の象徴はどのような運命をたどったのか(「医師倫理法典」の位置;自主的内部規範としての「医師倫理」から公的「医師倫理法典(Code de d´eontologie m´edicale)」へ―前史
社会保障医療への過程における「医師倫理法典」―伝統的自由医療の原則の確認と変容)



