内容説明
自然言語処理、情報抽出、機械学習などに共通する、テキスト処理のアルゴリズムに重点を置きながら、MapReduceのアルゴリズム設計について解説。MapReduceのデザインパターンの概念を説明し、様々な領域に共通して現れる問題に対して、再利用可能かつ汎用的な対処方法を紹介した。
目次
1章 イントロダクション
2章 MapReduceの基礎
3章 MapReduceアルゴリズムの設計
4章 テキスト抽出のための転置インデックスの生成
5章 グラフのアルゴリズム
6章 テキスト処理のためのEMアルゴリズム
7章 未来に向って
著者等紹介
リン,ジミー[リン,ジミー][Lin,Jimmy]
College ParkにあるUniversity of MarylandのiSchool(College of Information Studies)の准教授。最近設立されたCloud Computing Centerを運営している。研究は、自然言語処理と情報抽出にまたがっており、近年はスケーラブルなアルゴリズムと大規模データの処理に注力している。2004年にMITでElectrical Engineering andComputer Scienceの博士号を取得した
ダイアー,クリス[ダイアー,クリス][Dyer,Chris]
College ParkのUniversity of Marylandにおいて、2010年6月に言語学の博士号を取得し、卒業。この後は、博士号を取得した研究員として、カーネギーメロン大学のLanguage Technologies Instituteに参加することになっている。研究対象には、統計的機械翻訳および機械学習がある。自然言語処理や、コンピュータ言語学の領域における、数多くのカンファレンスや学術誌のレビューアをつとめている
神林飛志[カンバヤシタカシ]
ノーチラステクノロジーズ株式会社、代表取締役副社長。企業の基幹システムの構築に携わると同時に、基幹業務系のミドルウェアの開発・導入・展開を行っている
野村直之[ノムラナオユキ]
メタデータ株式会社、代表取締役社長。理学博士。東大工学部計数工学科時代からNEC府中在籍時にかけて、グラフ理論などの数理工学と超並列計算機アーキテクチャを研究。1985年から一貫して自然言語処理を中心に人工知能、認知科学の研究に従事し、主にMIT AIラボ時代の脳内辞書構造の研究成果で理学博士号を取得。2001年ジャストシステムにてConceptBase Summarizer開発。2003~2010年法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科・客員教授
玉川竜司[タマガワリュウジ]
本業はソフト開発(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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