目次
現代建築の色彩世界
風景としての色彩
図版構成(1)現代建築
都市の色―ロサンジェルスと福岡
エッセイ 魔力の色―ルイス・バラガンの建築
どこに、色はあるのか―近代建築逍遙
エッセイ 京都の町の色
特別取材・吹屋 弁柄の赤い町並み
エッセイ 宗教と色彩
図版構成(2)フォークロアの建築
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MR直毛
1
色彩は形態と同等の印象を与える。 近代建築家の色彩の利用は主に抽象絵画の構築と近似しているような気がする。非現実への誘いのようだ。 色彩のイメージは気候、国に大きく依るものだろう。 日本の1900年代の自分には奇抜にみえてしまう色彩は異国情緒を感じさせるがためな気がする。ただ、時代によって良し悪しを判断する必要があるんので、悪しきデザインだったとは一概に言えないと思う。 それよりも、各国特有の色彩感覚について気になる。Gio Pontiもおそらくイタリア独自の色彩感覚で配色を行ったのだろう。。2015/07/12
christinayan01
0
96年刊。さすがに古い、歴史書かと思ってしまう。それほど30年で建築は変わったのだと実感する。 色彩とはいえど単なる派手さは今となると大して感じられず、なにか周囲の目を気にしなが目立つことをしようとするシャイな人のような印象。質感や外観は概ね地中海付近を感じる、全体的に。当時はトレンドだった? 歴史書としては価値は感じたが、何か新しいヒントが得られるものではない2022/03/14