出版社内容情報
南部ヤスヒロ[ナンブヤスヒロ]
著・文・その他
相原コージ[アイハラコージ]
イラスト
内容説明
一生役立つ哲学講座!某高等学校で実際に教鞭をとっている著者が、相原コージ氏の連作4コマ漫画を教材にして、気になる哲学を優しくレクチャー。
目次
価値判断と事実判断(哲学的思考と科学的思考)
実存主義(サルトル)
たくましい生命力(ニーチェ)
問答法(ソクラテスとプラトン)
演繹法(デカルト)と帰納法(ベーコン)
死生観(ハイデガーとキルケゴール)
幸福論(絶対的幸せと相対的幸せ)
宗教(デューイ)
アイデンティティの確立
「愛」と「自由」
運命の時
定言命法(カント)
弁証法(ヘーゲル)的展開~構造主義(ロラン・バルトとレヴィ・ストロース)
ポストモダン(デリダとレヴィナス)~答えの見つからない旅は続く
著者等紹介
南部ヤスヒロ[ナンブヤスヒロ]
1959年4月8日、福井県大野市生まれ。某高校で政経・倫理の教鞭を執るとともに、カウンセラー(JECA上級カウンセラー)として生徒の教育相談・進路指導に当たっている
相原コージ[アイハラコージ]
1963年5月3日、北海道登別市生まれ。『八月の濡れたパンツ』でデビュー。揺るぎない自虐ネタとともに、常に前人未踏の実験性を模索するまさにギャグの求道者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
き
47
若者と豚の4コマ漫画をもとに、哲学について考えることのできる本。面白く分かりやすいので、「哲学について学び始めたい」という人にオススメかもしれない。2021/08/08
kazi
29
著者の南部ヤスヒロさんって福井の人なんけ。相原コージさんの4コマ漫画をネタに南部ヤスヒロさんが哲学する、哲学入門書って感じです。哲学本の感想って、どんなことを書いても場違いなような気がして非常に書きづらいな・・(^^; 定言命法について解説した章の、「自分の命令に自分がしたがっていることが自由である」という言葉にどきっとした。ロラン・バルトの構造主義なんかも紹介されてて、少々興味を掻き立てられました。この手の本を読むと、人生に対する考え方が揺れるね。面白かった。2021/07/25
まーしゃ
25
ティーズコーナーにあった本。主人公と豚のやりとりの中を漫画で書いてありその中の哲学を解説する感じで解りやすくとても詳しく書いてある。たまにはこんな事を考えてみると良いかも(^。^)2019/07/08
galoisbaobab
17
八ヶ岳のお蕎麦屋さんICHIで読み切り。人生を哲学する様を相原コージの漫画でプチ体験。クールなブタ公が最後は・・・。まさに人間の業を受け入れ弁証法的に一つレベルが上がり次は・・・と期待させる一品。って言うか、パンもらうよ!2017/08/14
たなかか
7
豚公 わかりやすい。キャッチーな言葉批判 「しょうがない」ではなく「そうなだけ」生きる意味はない、それに耐えきれないから,神を人はつくる。なるほど2013/02/24