目次
第1章 備前の巨匠(金重陶陽;藤原啓 ほか)
第2章 現代備前の精鋭(伊勢崎淳;隠崎隆一 ほか)
第3章 現代備前の注目作家(和仁栄幸;藤原和 ほか)
第4章 備前焼を知る・見る・買う(備前焼の名品;備前焼800年の歴史 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
るるぴん
2
備前を代表する陶芸家を取り上げ、インタビューなど掲載。末尾頁に代表する作家の家系図、備前焼きの基本用語解説などがあり参考になる。図版も大きく、写真もキレイ。現在東京国立近代美術館工芸館で開催中の「備前」展覧会に展示されている作品もいくつか掲載されていた。焼き物の作風や迫力、風格を決めるのは、土の質感がまず大事だよなぁと実感。2019/03/28
参謀
1
備前焼は釉を使わず、備前の土と焼成の炎から作品を生み出すことから、副題の通り、土と炎の芸術と称されるようだ。灰によって模様などもあるが、原始的なシンプルさが人気の秘訣でもありそうだ。それはどこか大昔の素朴な土器から通じるものがあり、そこに美意識が加わり、美的要素が盛り込まれたのが備前焼なのかなという印象を受けた。備前焼の美術館は本場の岡山県に多く、そこで見られるようだ。2020/09/13