内容説明
対日経済諜報にポスト冷戦時代への生き残りをかけるCIAの全貌。米軍ケース・オフィサーとしてCIAに深く関った、情報スペシャリストのインサイド・リポート。
目次
第1章 「日本とはもう寝ない」―ポスト冷戦時代は日本が「宝の山」だと気付いたCIA
第2章 日本がターゲットにされやすい理由―これから盛んになるNSAによる電子諜報活動
第3章 経済諜報に邁進する民主党政権―1970年代から90年代へ、アメリカの変遷
第4章 ロバート・ゲーツとジェームズ・ウルジー―経済諜報をめぐるアメリカのお家事情
第5章 政府が民間企業を助けてよいのか
第6章 アメリカを食いものするスパイ大作戦―攻められると意外に弱い先端諜報国家
第7章 まだまだひ弱な日本の諜報機関―カウンター・インテリジェンス能力をいかに高めるか
終章 経済活動の基幹をなすこれからの諜報活動―利敵行為にますます神経をとがらすアメリカ政府の出方