目次
第1章 説話の世界(空飛ぶ鉢;「浄蔵貴所鉢ヲ飛バス事」―比良山との関わりから成立背景を読み解く;琵琶湖に浮かぶ鉢―伊崎寺の「竿飛び」と飛鉢の法との関わりについて)
第2章 瀬戸内海航路と伝説(家島の法道仙人―播磨灘を舞台としたもうひとつの飛鉢伝説;飛鉢上人とその鉢―屋島寺開基伝承を事例として;備後の飛鉢伝説「鉢が峰」;豊前の飛鉢伝説)
第3章 日本海側の飛鉢の法(能登石動山の「イワシガ池」伝承;能登石動山の宝池院;越後柏崎の海上交通と飛鉢の法)
第4章 法道仙人を信ずる人びと(法道仙人の飛鉢の法と響の灘での海難;大阪湾の法道仙人伝説;阿波の飛鉢伝説とその信仰―玉厨子山と薬王寺「後ろ向き薬師」を手がかりに)
著者等紹介
嶺岡美見[ミネオカヨシミ]
1983年生。兵庫県出身。2006年3月神戸女子大学卒業。現在、御影史学研究会理事、神戸女子民俗学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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