内容説明
熱かったLate60’sのニューヨークで少年期をすごし、80年代の東京でデビューして以来たゆみなく先進的に活動し、ニッポンという社会の外側(OUTSIDE SOCIETY)で葛藤しつづけるミュージシャンの「失われた時を求めて」。
目次
1(一番最初の記憶;3歳、ベルリン行きの飛行機;ケネディー暗殺 ほか)
2(1970年前後に見たロック・コンサート;キンクス;ホークウィンド ほか)
3(サイケデリックとは何か?;三島由紀夫;横尾忠則とサイケデリズム ほか)
著者等紹介
AYUO[AYUO]
高橋鮎生。1960年生まれ。ミュージシャン(作詞・作曲家、ヴォーカル、ギター、ブズーキなど撥弦楽器奏者)。3歳からヨーロッパ各国、6歳から15歳までニューヨークで母やイラン出身の義父とともに育ち、数多くの音楽家や文化人と交流する。70年代末に東京で本格的に音楽活動を開始。1984年にエピック・ソニーよりレコードデビュー。その後MIDIレコードや米国Tzadikレーベルなどから、現在まで計16枚のリーダー・アルバムを発表。数多くのライブ活動のほか、ダンスや演劇的な要素を混合した音楽劇や室内楽の作品も発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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阿部義彦
21
高橋鮎生さんの自叙伝、小さい頃海外生活で味わったロックコンサートの感想、自身の音楽遍歴などが語られます。3歳からヨーロッパ6歳からは専らニューヨークにすんで、ジョン・ケール、横尾忠則、等と話をして、音楽としてはジョニ・ミッチェルに可成の影響をうけました。ピンク・フロイド、ELP、フェアポート・コンベンション等のコンサート評など興味津々でした。MIDIレコードからソロアルバムを出していたそうで、どんな音楽をやっていたのか聴いてみたいです。ムーンライダーズや坂本龍一と交流があったという帯に惹かれて読んだ。2019/01/31