感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
68
漫画。初版04年発行に最新の情報を書き足して新装版にしたもの。盲導犬コディの視点から見る、盲導犬の一生。▽仕事中は集中するために盲導犬に触らないで欲しい、応援(声援)とアイコンタクトもしないで欲しいとのこと。訓練は厳しいけれど、仕事をすることが楽しくて人と一緒にいることが幸せだと感じていること。なにより、たくさんの人がお互いに支え合っていることが嬉しい。▽なんとなくで知ってたつもりの盲導犬について、より深く考える事ができる一冊。マンガなので総ルビ。良本。2021年4月刊2021/05/04
高宮朱雀
11
盲導犬の目線で自身の仕事と一生を綴った作品。 親や兄弟と離れ、たくさんの人と出逢い、触れ合って愛情を貰いながら育つけれど、適性の下に盲導犬になれない子も少なくないと思う。主人公のコディは出逢いにも適性にも恵まれ、たくさん問題はあっただろうけど、職務を全うして余生を送った。 犬好きの人から見れば未だ非難もあるのだろうか?でも、この子達の力を待つ人がいる。それは人と同じように一期一会であり、こういう優しい意思は尊重されて欲しい。 レトリバーって優しい子なんだなぁとつくづく考えてしまった。2021/03/28