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内容説明
薄幸の美女ジュディスは困窮した我が家を救うため、裕福な伯母のもとで奉公することになった。そんな彼女が伯母の家に向かう途中、偶然出会ったのが魅力的な貴族ラナルフ・ベドウィン。彼女はラナルフに強く心惹かれ、自分は女優だと偽って彼に身を任せた―その初めての体験を一生の思い出にするために。だが、やがてジュディスが知ったのは、ラナルフが祖母の勧めで結婚しようとしている相手が彼女の従妹だということ。伯母の家で図らずもラナルフと再会し、素性を知られてしまったジュディスを待つものは―。
著者等紹介
バログ,メアリ[バログ,メアリ][Balogh,Mary]
ウェールズ生まれ。大学卒業後、教職につくためにカナダへ渡り、そこで現在の夫と出会って結婚。1985年に作家としてデビューし、以来、英国を舞台にしたヒストリカル・ロマンスを数多く発表している
矢沢聖子[ヤザワセイコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
26
すっかり気に入ったベドウィン一族。今回は妹の元婚約者と大立ち回りをした三男坊。最愛の祖母の最期が近いことを知り、観念して縁談を受けるつもりで彼女の元に向かう途中、女優と自称する美女に出逢って…というような流れ。自分を醜いと思っている彼女(実は牧師両親の手に余る官能的なゴージャス美女!)が変わっていくのを愛でました~。12年で翻訳が止まっている今シリーズ、理由はあるんでしょうけどフレイヤ気に入ってるので読みます~。2018/02/26
Miyuki_fsog
18
シリーズ2作目…面白かった‼ ラストなんて、ニヤニヤしっぱなしだった(≧∇≦) 見分や名前を偽って結ばれる❤ってストーリーも良くあるんだけど、女優☝ってのは初めてだった? ベドウィン家の個性的な人々、とっても興味深いのに翻訳されていない模様( ̄▽ ̄;)残念…残念過ぎますヽ(;´ω`)ノ2018/10/02
じょう
17
ベドウィン・サーガ2作目。好きになれそうにない一族・・・と期待薄だったのですが面白かった。「忘れえぬ夏を捧げて」で嫌な兄弟妹だったけど ちょっと成長したのかな~。今作はヒロイン側の家族親戚が酷かった。借金作って自覚も反省もない弟。ヒロインを叔母宅へ向かわせる家族。召使の様に使う叔母・従妹。旅の途中で素性を偽って見知らぬ男に身を任せるヒロインの気持ちが解る気がします。この調子ならシリーズ続編も楽しみです♪♪♪2015/02/26
veri
15
うー今回はきつかった。しっかりしなさいよラナルフ‼︎この坊ちゃん三男坊め!ジュディスが薄幸にもほどがありまして。馬鹿野郎な定番弟もでてきまして。女が少しの冒険を求めて何が悪いのよぅヽ(`Д´メ)ノ プンスカ! 冒険は男のものだけではないんですからねっ。まあ、とにかく落ち着くところに落ち着いてよかったですが、卑劣な野郎に私からも強力なパンチをお見舞いしたい。身体能力があれば飛び蹴りもしたい。2018/03/09
uni
7
シンデレラの大人版の様な感じでした。前作よりは面白かったです。今のところこのシリーズはちょっと微妙なんだけれど、ビューカッスル公爵さんとフライヤの話は楽しみにしているので早く読みたいです。2012/10/17