内容説明
昭和16年12月、独蛇戦闘機隊のコタバル飛行場攻撃によって始まった第二次大戦。日本軍によるマレー作戦は順調に進み、コタバル飛行場を制圧する。そんな中、シンガポールからイギリス艦隊二隻が出撃との報を受けた日本海軍は、直協偵察機を発艦。巡洋戦艦レパルスを発見し、コタバルに進出していた航空戦隊に出撃命令を下す。新型双胴機「毒蛇」の爆弾攻撃、さらには激しい雷撃を放ち、レパレスを撃沈する。そして、マレー半島での上陸作戦より遅れること数時間。第一航空艦隊の6隻の空母から、総数200機あまりの第一次攻撃隊が真珠湾に向けて発艦するのであった―。
著者等紹介
林譲治[ハヤシジョウジ]
1962年、北海道生まれ。ナイキミサイル基地訴訟で揺れ、千歳基地が隣接するという環境で育ったため、幼い頃より軍事や防衛問題に関心を抱く。戦略シミュレーションの原案などで活躍後、作家デビュー。確かな歴史観に裏打ちされた作品で人気を集める。宇宙作家クラブおよび日本SF作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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