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富士屋ホテルの営繕さん - 建築の守り人

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  • サイズ A4変判/ページ数 76p
  • 商品コード 9784864805230
  • NDC分類 526.68
  • Cコード C0352

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

あじ

38
言わずと知れたクラシックホテルの筆頭【富士屋ホテル】。ここに“営繕さん”と呼ばれ親しまれている凄腕の職人たちがいる。本書は営繕さんの仕事に触れながら、開業当時の趣を忠実に維持してきたホテル建築にスポットをあて、大解剖した一冊だ。非の打ち所がない整然とした空間に、従業員皆さんの矜持が反映されいて圧倒されました。◆2020年夏まで耐震補強工事を実施。現在は休館となっています。★3/5 購入本2018/11/27

yyrn

26
箱根には行ったことがなく、定年退職したら妻と出かけようかなと思っていたところで図書館でこの本が目に入った。4年前、戦前の日本的なモノに憧れて、妻と「奈良ホテル」に泊まったことがあったが、現代的なホテルと比べて全体的に照明が暗く、何か古い博物館の中で寝泊まりしているようで落ち着かなかったが、さて富士屋ホテルはどうだろうかと思いながら読んだが、奈良Hが辰野金吾の設計だったのに対して富士屋Hは地元の棟梁や大工が建てて増改築を繰り返し、様々な様式の建物群が敷地内に点在する旅館のようなユニークなホテルと読めたので⇒2022/09/25

チョビ

7
富士屋ホテルが改装のため長いおやすみをとっているとは知らんかったですが、それまではちょっとした(どころではない)設備のお直しは専門のスタッフ4人で行ってたというところにびっくり。私も西洋館に一回泊まったことはあるのですが、古臭いは全くなく、快適なんです。これからはクラシックホテルというものの維持は大変だと思うが、これ見てるともう、「頑張れ」しか思えないし、先のお家騒動でオーナー一族から(当時胡散臭いとされた)大企業グループに身売りしてしまうわけですが、それもアリだったのかなと思える。2019/05/22

みのにゃー

5
とても素敵な装丁、中にも写真がいっぱい。2年間の大改修を前に、記念で作られたような本。これだけの規模の営繕担当が4人とは少ないような気がしていたら、設備(水回りや空調等)の担当は別にいらっしゃるのでした。当然か。ホテルの歴史や見どころを紹介していて、肝心の営繕さんがおまけのようで少々中途半端。2021/10/10

Yasuhisa Ogura

4
箱根のランドマークである富士屋ホテルの歴史や魅力を、施設の維持や補修といった観点にフォーカスして解説したもの。なんと、建物や家具の補修、庭の手入れ、温泉や配管の管理などの仕事は、わずか4名の「営繕さん」とよばれるスタッフによって行っているという。外注することも、ほとんどない。また、建物の造営も基本的には施主と地元の大工で行ってきたらしい。クラシカルではあるが、かなりユニークな建物や内装は、そのせいに違いないと確信した。2019/02/25

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