明石小学校の建築―復興小学校のデザイン思想

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  • サイズ A5判/ページ数 262p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784864590037
  • NDC分類 523.136
  • Cコード C3052

内容説明

関東大震災の復興事業でつくられたモダンな小学校とまちの記憶。

目次

1 解体直前の明石小学校
2 明石町と明石小学校の歴史(明石町の現在;外国人居留地であった明石町―江戸時代から関東大震災前まで ほか)
3 関東大震災と東京の復興小学校(震災前の東京;関東大震災 ほか)
4 近代教育史の中の明石小学校と復興校舎(明石小学校創立期の都市教育;復興小学校に込められた教育思想 ほか)
5 初期の復興小学校校舎のデザインについて(初期の復興小学校;廊下窓の床上高さについて ほか)
付録

著者等紹介

藤岡洋保[フジオカヒロヤス]
1949年広島市生まれ。1973年東京工業大学工学部建築学科卒業、同大学修士課程・博士課程修了、工学博士(1980)。明治大学助手などを経て、1984年東京工業大学工学部助教授(建築学科)、1996年同教授。2000年から同大学大学院理工学研究科教授(建築学専攻)。ワシントン大学大学院(シアトル)や明治大学大学院、北海道大学大学院などで非常勤講師。近代建築史専攻。主に日本近代の建築思想とデザインや、近代技術史、保存論について研究。2011年日本建築学会賞(論文)

日色真帆[ヒイロマホ]
1961年千葉県生まれ。1984年東京大学工学部建築学科卒業。同大学院工学系研究科建築学専攻博士課程修了。神戸芸術工科大学助手を経て、1995年より愛知淑徳大学専任講師、現在同教授。博士(工学)。一級建築士。1986‐1998年シーラカンス共同主宰。1998年よりタラオ・ヒイロ・アーキテクツ共同主宰

多羅尾直子[タラオナオコ]
1964年神奈川県生まれ。1986年早稲田大学理工学部建築学科卒業。1988年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。長谷川逸子・建築計画工房を経て、1998年よりタラオ・ヒイロ・アーキテクツ共同主宰。現在有限会社タラオ・ヒイロ・アーキテクツ代表。一級建築士。日本建築家協会登録建築家。東京建築士会理事。住宅、集合住宅、学校などの設計を手がけている

小林正泰[コバヤシマサヒロ]
1974年千葉県生まれ。1998年東京大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科修了。現在東京大学大学院教育学研究科研究員。博士(教育学)

山崎鯛介[ヤマザキタイスケ]
1967年埼玉県生まれ。1990年東京工業大学工学部建築学科卒業。1992年同大学院理工学研究科建築学専攻修士課程修了。早川正夫建築設計事務所、東京工業大学工学部建築学科助手を経て、2008年より千葉工業大学工学部建築都市環境学科准教授。博士(工学)。2005年日本建築学会奨励賞。専門は近代建築史、文化財建造物の保存、建築アーカイブズ

中村敬子[ナカムラケイコ]
1975年大阪府生まれ。1987年中央区立明石小学校卒業。1997年和洋女子大学英文学科卒業。2010年「中央区立明石小学校の保存を望む会」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

yooou

5
☆☆☆☆★ 復興小学校の昭和モダンに惚れて機会をつくってあちこち寄って鑑賞してました。体系的な情報は待ち望んでいたものそのもの。これで全容がわかった上に、復興小学校が建設された東京の時代背景がしっかりわかってものすごくすっきりする一冊でありました。2015/01/27

agrippa69

4
関東大震災後の東京都市計画の一貫として建てられた復興小学校の記録。「教室も、実験室も、又、図書室も運動場 も、全体が凡そ一体となって子供の王国を形造っていなければならない」。計画に携わった一人、古茂田甲午郎の児童中心主義に基づいた動線計画や学校全体のサーキュレーション構造が写真や設計図面とともに丁寧に解説されていて、階段の親柱をはじめとして自由曲線をふんだんに取り入れた建築意匠にまったく古さを感じません。都内に僅かに残る復興小学校を見つめながら、「復興」について改めて考え直したい。2013/01/10

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