出版社内容情報
アーサー王はアイルランドに出陣し世界一美しいといわれる王女に出会う。初めての恋、騎士として成長していくアーサー王の姿を描く。十六歳になったアーサー王は、アイルランド国王を助けるために出陣する。その城には、世界一美しいといわれる王女がいた。恋心を抱きはじめたアーサー王だが、なぜか大魔法師マーリンの反応は冷たい。
巨人と闘うために大陸へ向かい、名剣エクスカリバーを手に入れるために北の湖へ向かう。冒険とともに成長していくアーサー王の姿を描く。
アーサー王と円卓の騎士たちの伝説を、稀代のストーリーテラー斉藤洋が、新しい視点で再構成したファンタジー・アドベンチャー第3弾。
斉藤 洋[サイトウ ヒロシ]
著・文・その他
内容説明
国王として歩みはじめたアーサーは、領地をねらわれているカメラード城の王を助けるため、出陣することになった。噂によれば、その城には世界一美しい王女がいるという…。十六歳になったアーサー王の初めての恋、そして、成長の物語。
著者等紹介
斉藤洋[サイトウヒロシ]
1952年東京に生まれる。1986年『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞を受賞。1988年『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞を受賞。1991年「路傍の石」幼少年文学賞を受賞。2013年『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
南北
63
グィネヴィア姫登場。アーサーは気に入っているようだが、ケイ卿は好感を持っていない様子。魔法師マーリンの助けなしに巨人を倒したアーサーはすこしずつイングランド王らしくなっていく。湖の姫から名剣エクスカリバーを手に入れる。ランスロットも名前だけで登場し、活躍するのはこれからといったところ。次巻はローマ軍との戦いか、それとも三角関係のもつれかいずれにしても楽しみです。2020/08/14
ゆるりは
27
このシリーズはすごく読みやすくて字も大きくて面白いのでサラッと読めるのですが、作者がルドルフとイッパイアッテナの人なんですね。18歳のアーサー王と余裕綽々の大魔法使いマーリン(38)と、周りの人々の戦と冒険。一人で巨人と戦いに行かされるなんて怖いな…。でもさすがの英雄アーサー王、怖くても頑張ります。美女グウィネヴィアも登場して、次巻以降も盛り上がりそう。2023/10/26
しまむ
20
アーサーも王らしくなり、次々と起こる不思議な冒険にワクワクします。わりとあっさりと進むので読みやすいです。2019/06/02
izw
19
アーサー王が英雄として認められ、徐々に実質的な支配を拡大していく。伝説的な英雄であり、人間離れした活躍もするが、自信のないところから悩みながら実績を積み重ねていく、というか、マーリンがそのように導いているところが、人間くさくて親近感が持てる。マーリン、ケイ卿、ジョンなど王をとりまく人々との会話が飄々としていていい雰囲気を醸し出している。2018/05/19
杏子
19
アーサー王の世界、第3巻。わかりやすい文章で書かれていて入門編にはとてもいいシリーズ。3巻目はアーサーがグィネヴィア姫に出会ってから、巨人を退治し、湖の姫からエクスカリバーをもらい受けるまで。ランスロットやイズー姫の名前もちらほら出始めて、わくわくしてくる。続きを早く読みたい。2018/04/04