ヴィレッジブックス
赤毛のアン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 442p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784863323599
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

プリンスエドワード島、グリーンゲーブルズで暮らす年老いた兄妹のもとにゆき違いから取き取られることになった孤児のアン。痺せっぽっちの赤毛の少女が出会うのは、満開のサクランボの木が香りたつカナダの美しさ、はじめて触れる家族のぬくもりとひとすじ縄ではいかない隣人、仲間たちと引き起こす大騒動、淡い恋心のめばえ、ひたむきに学ぶ喜びと将来への大きな希望、そして、大切な人との別れ―時に厳しく時に切ない表情を見せるこの世界に、強くしなやかに立ち向かうひとりの女の子を描いた、新訳“おとなの少女文学”シリーズ第1弾。

著者等紹介

モンゴメリ,L.M.[モンゴメリ,L.M.][Montgomery,L.M.]
1874年、カナダ東部、大西洋に浮かぶプリンスエドワード島にて誕生。幼いころに母を亡くし、厳格で信心深い祖父母に育てられる。大学に進むころには、幼少時よりその片鱗を見せていた文筆の才能を発揮して、数多くの詩や物語が雑誌に掲載されるまでになっていた。教員免許を取得したのちは各地で教鞭をとり、祖父・父が相次いで亡くなったあとは、祖母の世話をするため故郷に戻る。仕事のかたわら執筆を続け、31歳のときに『赤毛のアン』の原稿を出版社5社に送る

林啓恵[ハヤシヒロエ]
国際基督教大学卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kumicom

29
子供の頃に読んだきりの「赤毛のアン」。NHKの連ドラで出てきたこともあり改めて読んでみることに。訳者さんもあとがきでおっしゃってるけど、これは大人が読んできちんと楽しめる小説だな。最初はアンの性格がうるさい気がして、なぜこの子がみんなから愛されるようになるのか、なぜこの本が長く読まれるのか、と思っていたけれど、いつの間にか私もすっかりアンの魅力にやられちゃった。続きは村岡さんの訳で読もう。「腹心の友」っていう赤毛のアンの特徴的な言い回し、村岡訳にしか出てこないのですよね。ギルバートとの関係も気になる!2014/06/23

プチ プランス

6
小学生の時にも読んだ本ですが、自然描写の多さや空想の世界&おしゃべりに魅力を見出すことができなくて…。でも、今回はとても面白く楽しめました。私の中に、アン(とその世界)を受け入れる器が出来上がったのかな。一冊の中にエピソードが盛りだくさんで、11歳~16歳の間のアンの成長ぶりには目を見張ります。空想好きで、仰々しいおしゃべりをする女の子は、勉強熱心で内省的な少女に育っていきます。マシューとマリラのアンへの愛情や、ダイアナとの友情、コンプレックスとの対峙など悩むアンも、幸せそうなアンも丸ごと愛おしいです。2017/07/05

ひまわり

5
想像力豊かでおしゃべりなアンに戸惑いながらも愛情を注ぎ見守るマシューに涙がでそう。 パフスリーブのドレスのくだりが印象的。 読むたびに違うポイントが胸に響くから何度でも読んでしまう大好きな作品。2011/12/23

馬場貴生

4
違う訳で以前読んでからのアンのファンだ。以前読んだのは、もう10年以上前かもしれない。その時は、自由奔放で、想像力豊かで、よく喋るアンと、アボンリーの美しい景色に目を奪われたが、改めて読んでみると、もっと繊細で、現実的な話だと思った。夢見がちなアンが、環境の変化とともに、目の前の現実と対峙できるようになっていく。後半のアンを見ていると、前半のアンの夢想癖には、施設を経てきたと言う過去が絡んでいるのではと揶揄してしまう。ますますアン(最後にeが付く)の事が好きになった。2012/07/30

毒キノコ

4
昔読んだときは挫折しましたが、この新訳版はすいすい読めました! 自分が年をとったぶん(?)、アンではなくマリラの視点で、ですが……苦笑 アンのお喋りをずっと聞いていたい気持ちにさせられました。2012/04/02

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