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内容説明
イギリス本国に対する暴動がいっそう激しさを増すなか、反乱軍制圧のため、ふたたび民兵軍が召集された。5月、川を挟んで両者のにらみ合いがつづくグレート・アラマンス野営地。ジェイミーはこの戦を思いとどまらせようと、反乱軍リーダーのひとりであるハズバンドを捜しだすよう、ロジャーに命じる。意気あがる反乱軍の只なかを向かうロジャー、そこで、彼は思いがけなくなつかしい顔を見つけるのだった―だが、この意外なめぐり合わせが、ブリアナを打ちのめす、まさかの事態を引き起こすことになろうとは…。
著者等紹介
ガバルドン,ダイアナ[ガバルドン,ダイアナ][Gabaldon,Diana]
アリゾナ州に生まれ育ち、現在も家族とともに住んでいる。動物学で学士号、海洋生物学で修士号、行動生態学で博士号を取得、大学教授として長年教鞭をとる
加藤洋子[カトウヨウコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こばまり
40
再読なのに痛そうな描写に怯み目が泳ぐ。ロマンス小説のジャンルに置くには惜しい作品だとつくづく思う。2017/12/21
こばまり
34
想像力の産物とは思えぬ程の、凄まじい暴力描写でした。対照的に男女の細やかな愛情表現や幼子の様子にはうっとりとなりました。歴史や自然環境にも翻弄され、なんと長く激しい物語なのでしょう。2014/11/29
veri
12
ロジャーーー‼︎((((;゚Д゚)))))))なんということなんということ!容赦ないな…時代を考えると仕方ないのかもしれないけど、それにしても悲惨で辛いよ。男性も女性も、いろんな意味で暴力受けてますが、男性への暴力が凄まじい。でもなんとか次へのステップになったようで良かった。ロジャー、物凄い精神力。舅だって頷いてくれるはず。ジェイミーのセリフに泣かされた終盤。ブログでがっつり感想書こう。2014/10/29
いっちん
9
【アウトランダー15作目】ロジャーが!かなり衝撃的だったけど何とか無事でよかった。ジェミーもどんどん成長しているみたいで嬉しい限り。ブリアナとロジャーの事が少し心配だけど、何とか乗り越えて欲しい。2015/11/11
noémi
8
今回は親夫婦と娘夫婦の対比が鮮やかだった。クレアとジェイミーは次元を超えて結ばれたカップルでその絆の強さは盤石なのだが、ブリーとロジャーはそうではない。私にはクレアたちが実際にはありえない理想の夫婦、しかしてブリー夫婦はまったくの現実のように読めた。ロジャーは縛り首のリンチを受け、間一髪で死を免れた。だがその時受けた身体の傷、メンタル・ダメージが大きすぎて自死を考えている。夫を死の淵からすくい上げようとするブリー。手に汗を握るような展開だった。2020/04/11