人類を救う「レンタルの思想」―松井孝典対談集

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  • サイズ A5判/ページ数 248p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784863100114
  • NDC分類 450.4
  • Cコード C0030

内容説明

所有欲を制御するための発想転換こそ、地球の諸問題を解決する近道である。東京大学・松井孝典教授と有識者10人が探る、“レンタル型社会システム”の可能性。毎日出版文化賞受賞の著者が提案する新しい文明論。

目次

人類が生き残るための提言
対談(欲望の倫理学(岩井克人)
アメリカの技術信仰に騙されるな(榊原英資)
人類にビッグバンが起こっている(中西輝政)
おばあさんの誕生(長谷川眞理子)
宇宙の発展と文化の論理(鷲田清一)
江戸システムが地球を救う(水谷三公)
「宗教の隕石学」への挑戦(植島啓司)
カオスは脳に宿りたもう(合原一幸)
「もう一つのIT革命」でアメリカニズムを超えろ(西垣通)
「レンタル」も「イトイ」も芸術だ(糸井重里))

著者等紹介

松井孝典[マツイタカフミ]
自然科学者。東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。NASA客員研究員等を経て現職。1986年、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」に海の誕生を解明した「水惑星の理論」を発表、世界の注目を集める。専攻は地球惑星物理学。最近はアストロバイオロジーに関する研究を行っている。著書に、『地球システムの崩壊』(新潮選書、第61回毎日出版文化賞自然科学部門受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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mura_海竜

12
地球システムはあるところまで行くと、きしみを生じ、強制的にもしくは人類が自ら行動しコントロールすることが求められる。松井さんと10人の有識者との対談集。資本主義は総量規制が働かないこと。リサイクルも同様。また、変化が速いこと。特に高度経済成長期には、社会が速い変化をしたが、その速さに人がついていけてない。そして日本は、特に均質化と大衆化のスピードが速かった。一般的に歴史家は変化を強調するが、「何が何ゆえに変わらないか」を論ずることも使命。物には長い時間を経た物語がある。物語性があるとライフサイクルは長い。2013/04/04

uterium

0
環境問題が本質的に文明の存在と不可分なことが分かった気がした。糸井重里、西垣通あたりとの対談は特に面白かった。2009/05/23

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