内容説明
ディケンズ研究の第一人者にして無類の鉄道マニアとしても知られる小池滋が綴った鉄道への熱いオマージュ。懐かしき戦前の鉄道をめぐる思い出、映画、文学、ミステリーに描かれた鉄道、時刻表はいかにして生れたか、イギリスの鉄道旅行の愉しみ方、アメリカの鉄道とフォークロア、地下鉄の発展史について等々、多彩なエピソードと蘊蓄によって鉄道の奥深い魅力を伝える。
目次
序章 余はいかにして鉄道愛好者となりしか
第1章 鉄道の旅あれこれ
第2章 英語をまじえた鉄道物語
第3章 ソフト・レイルウェイ
第4章 イギリスの鉄道あれこれ
終章 鉄道は文化財である
著者等紹介
小池滋[コイケシゲル]
東京大学文学部英文学科卒業。東京都立大学人文学科教授、東京女子大学文理学科教授を歴任。ディケンズを中心とする19世紀イギリス文学の研究、鉄道エッセイで知られる。『英国鉄道物語』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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慶多楼
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昨今お騒がせの撮りテツどもに読ませたい。ところでやっぱり「か」は「乎」でないと…。2010/04/03
qoop
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体験記や雑学的知識の数々、あるいは鉄道を通じた文明批評など、小著ながら内容も文調も多岐にわたり、読み応えがある。広汎に開かれた健全な好奇心に満ちており、実に好印象。 2010/01/17
siomin
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イギリス文学の研究者かつ,鉄道マニアの著者が,鉄道について語りつくした一冊。宮脇俊三も阿川弘之も内田百閒も幼少期に近所に鉄道が走っていてよく見ていたそうだが,この著者も品川で貨物列車や優等列車を眺めて育ったそうだ。イギリス留学中も当地の鉄道を乗っていたり,鉄道と英語の関係の話など,いろいろ楽しめます。トラックとトロッコは同じものらしいし,屋根は無いものでないといけないらしい!2023/01/19
慶多楼
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記念日なので鉄読。2021/10/14




