内容説明
仲良しのタヌキ、ポンタとポン子がすむ山に、突然ブルドーザーがやってきた！はなればなれになるふたりは、また一緒にどんぐりを拾おうと約束したものの…。
著者等紹介
菊池和美［キクチカズミ］
東京都清瀬市出身。東京理科大学薬学部卒、早稲田大学法学部修士課程卒。昭和６２年に「稲城の自然と子どもを守る会」を結成し、親子で稲城の自然と触れ合う活動を続ける。会の活動が第２回コカコーラ環境教育賞を受賞。その後「南山の自然を守る会」の代表を経て現在は都市農業を応援する活動や、お年寄りからの聞き書きの記録、市民劇団の脚本も手掛ける。平成２７年、小説『梨下の太陽』で明治大学連合父母会文学賞「倉橋由美子文芸賞」佳作受賞。「真円の夢」で平成２８年農民文学賞最終ノミネート。東京都薬用植物講師、薬剤師
藤本有紀子［フジモトユキコ］
イラストレーター、画家。名古屋市出身。国学院大学文学部卒。武蔵野美術大学中退（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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You
2
救いがあるといえばあるが…。未来ある子供たちの意識に一太刀働きかけた、というだけなのよね。シビアというか、ハードボイルドというか。。とても大切なテーマであるし、おそらく自然の姿に造詣が深いのであろう著者の手によって作中に表される自然の描き方は限りなく本物感があって美しいのに、ややイデオロギーを感じる筆致でどうしてもそちら側に引っ張られてしまうのが少し残念。子供なら素直に受け止められるのだろうけど。擬人化動物や人間を描き動かすのがやや苦手な作者のように感じます。2017/04/22
