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アジア・アフリカ絵本シリーズ
マンゴーとバナナ―まめじかカンチルのおはなし

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 29cm
  • 商品コード 9784861930324
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

内容説明

「だいこうぶつのくだものをそだててたべよう!」「そうしよう!」ゆかいでたのしいインドネシアの民話を色あざやかな布芸術、インド伝統の更紗で描いたはじめての絵本。更紗ができ上がるまでの解説つき。

著者等紹介

スコット,ネイサン・クマール[スコット,ネイサンクマール][Scott,Nathan Kumar]
アメリカ人の両親のもとインドに生まれ育ち、大学で文化人類学、文学などを学ぶ。1990年より南アジア、東南アジアの民族芸能、語りの文化など現地で修得するあいだに、インドネシア民話で活躍するキャラクター「まめじかカンチル」を広く紹介するようになる。現在はアメリカ・シアトルで劇作家、舞台美術、人形劇の役者、ストーリーテラーとして活躍するほか、世界各国で南アジア、東南アジアの民話やアートを中心に異文化を繋げるワークショップをおこなっている

バラジ,T.[バラジ,T.][Balaji,T.]
南インド、古来より巡礼地として知られるティルパティに生まれる。インドの伝統的な染色技術をつたえるテキスタイル・アーティスト

なかがわちひろ[ナカガワチヒロ]
東京芸術大学美術学部芸術学科を卒業。翻訳、挿画、絵本や童話の創作など幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

88
お話はインドネシアの民話。それをインド伝統の更紗という布で描いた絵本。すべての頁が織物で作ったものの写しで、柔らかな落ち着いた色彩。なかなかこんな絵本は見ない。インドの伝統的染色芸術カラムカリの製法が最後に紹介されている。牛糞を入れた水がポイントみたい。インドネシアのジャワ更紗は元々インドから伝わったものらしい。お話は、サルとまめじかカンチルのバナナとマンゴーを巡るばか仕合い。まめじかは、上野の動物園で会えるみたい。https://www.youtube.com/watch?v=p59_61mDfwc2021/12/18

chiaki

42
『絵本で世界を学ぼう!』インドネシア代表。まめじかカンチルはインドネシアの民話によく登場する人気ものなのだそう。カンチルと友だちの猿のモニェは、面倒な食べ物探しをしないで済むように、それぞれが好物の果物を育てることに。カンチルはマンゴー、モニェはバナナ。ようやく育った果物を穫ろうとしたとき、カンチルはある重大なことに気が付きます!ずるいモニェから知恵を使ってマンゴーにありつくまでのやりとりが面白い。絵はインドの伝統的なカラムカリという方法で染織された更紗を用いたもの。2021/04/02

gtn

37
豆鹿の背丈ではマンゴーの実が取れないので、猿に採取を依頼し、対価として半分提供するというところまでは分かる。しかし、猿の持物であるバナナまで、なぜ等分しなければならないのだ。この契約の不平等さに猿は気付かない。結果論だが、豆鹿の思惑どおりにならなかったことをもって溜飲を下げたい。2021/05/26

Naomi

22
『多文化に出合うガイドブック』でインドの絵本として紹介されていました。インド更紗で描かれたインドネシアの民話。まめじかカンチルは、インドネシア民話の人気者とのこと。さるのモニェとは仲がいいんだか、悪いんだか…(^-^) カラムカリ(インドの伝統的染色芸術)の手順が巻末に載っていて、すごく手間をかけて丁寧に作られた絵本だということがよくわかります。かわいらしくて、綺麗な絵本、芸術作品です。2016/06/20

kanata

20
インド・タラブックス関連の絵本。古典。日本の絵本と違うのは、2匹のそれぞれが仲良くしつつも、互いの主張を譲らずに物語が終わること。もちろん喧嘩とは違うけれど。落ちも、それで終わり?と思うんだけど不思議といやじゃない。たぶん、分かりやすい物語があふれている日本とは絵本文化そのものが違っているのだ。鮮やかすぎず、深みのある色とりどりの色はインドの染色技法によるもの。2018/01/27

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