内容説明
心身に病を得て、なずみがちな気分の中で続けられる、なぜかユーモラスでポエティカルな飄逸の日々。群像新人賞最終候補作を含む、著者初の小説集。
著者等紹介
川上亜紀［カワカミアキ］
１９６８年生まれ。小説家・詩人（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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はなみずき
1
面白かった。なんかニュアンスの違う不可思議な”ふっ”ってほくそ笑んでしまうような主人公の言動。難病の潰瘍性大腸炎をわずらい、身心ともに病んでいる生活のはずだけど、その主人公の日常がとてもおかしい。せつないくらいにおかしい。垣間見る主人公の頑固さや強さや怒りが、自分を現実をありのままに受け止めているから頑張りすぎたりしないから、やさしいような柔らかく感じてしまう。表裏あるから鬱も深くなるんでしょうけど、”自分”を外からみてしまうようになれるとちょっとおかしい（笑）。2010/04/15
向日葵
0
鬱が強くてアクの強い本だと思う。好き嫌いが分かれるかも…。 2011/10/11
