世田谷一家殺人事件の真実

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  • サイズ B6判/ページ数 241p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861671678
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0095

内容説明

“外国人三人組犯行説”の真偽を問う!!―事件は「外国人三人組の犯行」などではない。意外にも犯人は、被害者・宮沢さん方の近くで保護者とともに暮らし、夕夜をパソコンとスケートボードで過ごす「半ば病める孤独な若者」だった。

目次

プロローグ 「外国人三人組による犯行」説を問う
第1章 大晦日の大惨事
第2章 犯行の異常な様態
第3章 遺留品が語る意外な事実
第4章 どこに潜む?惨殺犯
第5章 半ば病める若者の肖像
エピローグ 破綻した「外国人三人組による犯行」説―斉藤寅著『世田谷一家殺人事件』批判

著者等紹介

山元泰生[ヤマモトタイセイ]
フリージャーナリスト。(社)日本ペンクラブ会員。NPO法人・日本モンゴル親善協会理事。1941年(昭和16年)6月12日、朝鮮・京城(現在のソウル)に生まれる。4歳時に敗戦のため家族とともに引揚げ、宮崎県延岡市で暮らす。県立延岡高校卒業、早稲田大学第一文学部仏文科に学ぶ。(株)国際図書、(株)サイマル出版会に編集者として勤務ののち、1969年27歳でフリーライターに転じ、『週刊ポスト』誌記者15年。その後、月刊誌、週刊誌、スポーツ紙などで、主に国際問題や社会事件などの取材・執筆にあたる。特にロス疑惑事件、トリカブト事件、オウム真理教事件を始め、数多くの難事件の真相究明に尽力。TVや新聞、雑誌などでレポートした内外の事件は、殺人事件だけでもおよそ1000件に及ぶ。その間、訪れた国は米国、旧ソビエト(ロシア)を始め中国、韓国、モンゴル、フィリピン、ベトナム、エチオピアなどおよそ30か国。ソビエト社会主義体制の崩壊、湾岸戦争、北朝鮮による拉致事件、アフガン・イラク戦争、さらに国際的な麻薬問題、外国人犯罪の実態などについても精力的な論陣を張った。また特にモンゴルについては、この10数年のあいだに16回にわたって同国を訪問。NPO法人「日本モンゴル親善協会」の理事の1人として、人事交流や植林事業、祝祭イベントの実施などに尽力してきた。1995年からは8年間にわたり日本ジャーナリスト専門学校講師(非常勤)を勤め、2003年には(社)日本ペンクラブ会員になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

25
この手の本にしては文字が大きく、なのになかなか読み進められなかった。結局、誰も犯人に近づけないのかなぁ。あぁ、早く犯人捕まってほしい。2016/05/15

ジョニーウォーカー

13
宮沢さん一家4人を惨殺した後に大便をしていたという犯人の図太さにゾッとした。以前『世田谷一家殺人事件―侵入者たちの告白』のあまりに具体的な内容に衝撃を受け、以来「犯人は外国人3人説」をずっと信じていたが、それがとんでもないデタラメであったことが本書を読んでよくわかった。事件から早11年。いま改めて当時の現場がどのような状態であったのかを知るには最適な一冊だと思う。ただ気になるのは、この著者自身も「犯人はスケボー少年説」に固執しすぎではないかということ。いずれにせよ未だ事件は闇の中だ。読友推薦本。2011/01/16

Riopapa

4
斉藤寅への反論として書かれたようだが、なるほどという感じ。すっかり斉藤説を信じていたが、アラだらけだったとは。とはいえ、この本も真実には近ずけていない。あらためて難しい事件だと感じた。2015/05/07

Ted

3
以前、斉藤寅の『世田谷一家殺人事件-侵入者たちの告白』を読んだ時には予備知識もなかったので、著者の主張する犯人像にあまり疑問を持つこともなく非常な戦慄を覚えた記憶があるが、本書を読むといかに事実誤認が多かったかが分かる。これは、細かい事実まで知らない人が読むと解決がますます遠のくと思うので、初めて読む人なら是非、本書の方を読むべきだと思う。斉藤はどういう訳か「犯人は中国人・韓国人の犯罪者集団」という結論がまず先にあったので多くの矛盾が生じているが、本書のプロファイリングはかなり真犯人に近づいていると思う。2010/12/04

シサキ

2
斉藤寅著『世田谷一家殺人事件―侵入者たちの告白』の外国人三人組犯行説に関するアンチテーゼ。斉藤氏が設定した筋書きに拘って現実の証拠を無視している、と声高に主張するも、彼自身「~に違いない」「~なやつはいない」と不確かなことへも彼の価値観で断定口調。斉藤氏のものよりマシなのかもしれないけれど、事実と憶測が微妙に混じっているのは彼も同じ。2015/12/20

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