内容説明
激動する国際環境の中で、日本の大学は生き残れるか。多年、教育行政に関わり、今また日本初の公立大学法人「国際教養大学」を立ち上げた著者による待望の大学改革論。
目次
これでよいのか日本の大学
「大学を変える」ということの意味
変わりたくないが国立大学の本音
大学はかくあるべき
大学改革によせて
競争的環境のなかでの大学
大学教員とメディアの関係
「愛国心」―論議を避けずに
対談 グレゴリー・クラーク/中嶋嶺雄「大学をこう変えたい」
21世紀の開かれた大学へ〔ほか〕
著者等紹介
中嶋嶺雄[ナカジマミネオ]
1936年、松本市に生まれる。1960年、東京外国語大学中国科卒業。1965年、東京大学大学院社会学研究科国際関係論課程卒業。1977年、東京外国語大学教授。1980年、東京大学社会学博士。1995~2001年、東京外国語大学長。1998~2001年、国立大学協会副会長。外務省特別研究員(在香港)、オーストラリア国立大学・パリ政治学院・カリフォルニア大学サンディエゴ校大学院の客員教授、文部省科学研究費重点領域研究「東アジア比較研究」代表などを歴任。現在、国際教養大学学長。アジア太平洋大学交流機構(UMAP)国際事務総長、財団法人大学セミナー・ハウス理事長、文部科学省中央教育審議会委員(大学院部会長・外国語専門部会主査)など兼務。評論集『北京烈烈』でサントリー学芸賞受賞。平成15年度「正論大賞」受賞
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