内容説明
ある日、シェルビーおじさんは、ライオンに会った。そのライオンは、床屋をさがしていて…。シェルビーおじさんの語るライオンのラフカディオのお話。アフリカからシカゴに連れてこられたライオンの運命は?絵本をはじめ、多岐にわたる活躍をしている奇才シェル・シルヴァスタインの処女作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
150
ラフカディオ、他者とは違う感覚を持ち合わせている。ハンターが近づいてきてもなぜ逃げるのかわからないという。勇敢でありながらマシュマロのためにあらゆることを習得していく姿が愉快。しかし、この物語には自然界における人間の立ち位置を考えさせられるような重みがある。「人間になりかけたライオン」というタイトルで出版され直しているが、決して人間になりたかったわけではない。なりかけたである。引き金を引くことができるようになってしまったライオンを何よりも恐れるのは人間である。ライオンと人間、どちらの視点でも楽しめる一冊。2026/02/08




