生きていることを楽しんで―ターシャ・テューダーの言葉 特別編

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 158p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784840117616
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0095

内容説明

私はいくつに見られようと平気よ。今の自分にできることをすれば、91歳でも堂々と生きられるわ。憧れの絵本画家ターシャが自らの価値観をあますことなく書き下ろした特別編。本編の写真はすべて2006年に撮影。

目次

1 何もしなければ何も生まれない
2 老いていく自分を慈しむ
3 わたしを育ててくれた人達
4 それぞれの子どもに、それぞれふさわしいことを
5 完璧なのは咲いたばかりの花くらい
6 自分の家を好きなようにできる一人暮らしの楽しさ
7 絵本作りと旅
8 この世は生きている人のもの

著者等紹介

テューダー,ターシャ[テューダー,ターシャ][Tudor,Tasha]
1915年、アメリカ、ボストンに生まれる。15歳、学校をやめ、一人暮らしを始める。23歳、結婚。『パンプキン・ムーンシャイン』を出版。30歳、ニューハンプシャーの田舎に越す。4人の子供(2男2女)に恵まれる。42歳、“1 Is One”でコルデコット賞受賞。43歳、離婚。56歳、さらなる田舎、バーモント州の山奥に18世紀風の農家を建てて、一人で暮らし始める。レジャイナメダル受賞。87歳、絵本『コーギビルのいちばん楽しい日』を出版

ブラウン,リチャード・W.[ブラウン,リチャードW.][Brown,Richard W.]
写真家。ハーバード大学で絵画を学んだ後、教師をへて写真家になる。ボストン出身。バーモント在住

食野雅子[メシノマサコ]
国際基督教大学卒業。サイマル出版会をへて翻訳家に。4女の母。ターシャ・テューダーの本をはじめとして訳書多数。後進に翻訳指導も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ🍀

149
身の回りのちょっとしたことに喜びを感じられる感受性が大切。楽しみをつかむ努力が必要よ。…素敵な写真を優しい言葉で綴る、憧れのターシャ。…開花したばかりの花のように、完璧に生きるなんて難しい。みんな生きているんだから、落ち込むこともあります。進むことを忘れなければ、いずれ幸運から近づいてくるわ。…庭にお邪魔すると沢山のことを教えてくれる。冬は厳しく長く忍耐が必要。だから秋に身支度をして、一斉に花開く輝く季節を待つのです。何事にもそれに適した時期があります。今の自分にできることをやれば、堂々と生きていけるわ。2021/10/23

新地学@児童書病発動中

115
ターシャ・テューダーの言葉に、彼女の作品や彼女の家の写真を加えたもの。ターシャの言葉には、明るさとおおらかさが感じられる。くよくよと考えない人だったのだろう。自分にどうしようもないことは受け入れて、生きることを楽しんだことが伝わってくる。ターシャの作品の中では、人形が一番気に入った。優しさと温かみがあって、眺めていると心が和んでくる。この本は手元に置いて、何回も読み返そうと思った。2017/03/19

モリー

71
ターシャ・テューダーさんは「生きていることを楽しんで」いる方だ。だが、それは始めから特別な才能に恵まれていたとか、特別な環境に育ったからではないと思う。仕事が順風満帆だったからでも、自分を取り巻く人に特別に恵まれていたからでもない。「わたしは必ずしも、自分の考えをしっかり持って自立している女性ではありません。自分より経験豊かな人の意見には、いつだって耳を傾ける用意があります。」という彼女の言葉には気取りがない。だから、彼女の話に素直に耳を傾けたくなるのだ。努力と受容のバランス感覚を彼女から学んだ。2022/10/01

猫丸にゃん太

65
待雪草がバーモントの厳しい冬の終わりを告げて、ライラックが甘い春の吐息をはいた、若い人、思い通りに行かなくても良いこと楽しいことを追いかけて、何もしなければ何も生まれないから。デイジーが咲き乱れ、クレマチスが紫の花を咲かせると夏がいよいよやって来る、前を向いて歩いたら、できる事が増えてきて、自信も付いて来るものよ、嫌な事もあるけれど、想像力で花を飾ればいいの。モミや楓が彩って、秋がいよいよ深まると、体の変化を受け入れて、その季節を楽しめばいいわ。やがて冬が来て、静寂が時を告げれば、満天の星空で眠るだけ。2015/06/22

きりこ

65
ターシャは56歳で山奥で一人暮らしを始め、70歳で南仏に1年間暮らす。ハッピーな絵本「コーギビルの一番楽しい日」は何と87歳で出版されていたそう。そしてこの本はターシャが91歳の時編集されたエッセイ。美しい暮らしの風景や絵画などが添えられている。老いることに対してネガティブに語れることはない。何もしなければ何も生まれない、その時々ベストを尽くして、1日1日を楽しんで行こう。ターシャの揺ぎ無い価値感で語られる言葉は心に真っ直ぐ届いて希望と勇気を与えてくれるのです。 2015/03/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/467326
  • ご注意事項