出版社内容情報
Kotlin(コトリン)は、IntelliJ IDEAなどのIDEで有名なJetBrainsが開発したプログラミング言語です。Kotlinは、JVM上で動作する、いわゆる「JVM言語」であり、Javaとの高い親和性を備えています。2017年5月に、GoogleがAndroidの開発言語として公式サポートすると発表したため、注目されました。
Kotlinは、Javaと相互運用することを念頭において開発されており、JVMが動作する環境ならどこでも動きます。JavaのコードをKotlinにコンバートすることも、両者が混じり合ったコードすらコンパイルすることすらできるなど、Javaの知識を活かしつつ移行することが可能です。それだけではなく、JavaScriptやネイティブコードへのコンパイルもサポートされつつあり、今後の活用の場が広がることは確定的です。
Kotlinは、後発の言語であるからこそ、既存の言語の長所を取り込み、短所を回避しているので、あらゆる開発の優れた選択肢になり得ます。
本書の著者は、JetBrainsのメンバーで、Kotlinの開発当初から関わっており、言語とその内部を知り尽くした人物です。したがって、単にKotlinの機能や文法を解説するだけではなく、その背景にある考え方や動機、内部的な仕組みについても深く説明しており、Kotlinのやり方や思想も同時に学べます。
さらに、翻訳を手掛けた4名は、正式リリースより前からKotlinを使いこなし、大のKotlin好きを自負する現役エンジニアです。言語の開発者が書き、そんな彼らが翻訳を手掛けた本書は、まさにバイブルといってもよいでしょう。
実際にKotlinで開発を手がけている人から、Kotlinという言語に興味を持った人まで、とにかく手元に置いて参照してください。Have a nice Kotlin!
内容説明
Kotlinの開発者が全てのJavaディベロッパーに向けて、その導入から高度な利用法まで、徹底解説!
目次
第1部 Kotlinを知る(Kotlinとは何か?なぜ使うのか?;Kotlinの基本;関数の定義と呼び出し;クラス、オブジェクト、インターフェイス;ラムダを使ったプログラミング;Kotlinの型システム)
第2部 Kotlinを愛でる(演算子オーバーロードとその他の変換の規約;高階関数:引数と戻り値としてのラムダ;ジェネリクス;アノテーションとリフレクション;DSLの作成)
著者等紹介
Jemerov,Dmitry[JEMEROV,DMITRY] [Jemerov,Dmitry]
2003年からJetBrainsに勤めており、世界中でKotlinに関する多くのプレゼンテーションを行ってきた。現在は、IntelliJ IDEAのKotlinプラグインを開発しているチームをリードしている
Isakova,Svetlana[ISAKOVA,SVETLANA] [Isakova,Svetlana]
2011年からKotlinチームの一員。現在、テクニカルエバンジェリストとして、カンファレンスでKotlinに関する講演を行い、Kotlinのオンライン講座に取り組んでいる
長澤太郎[ナガサワタロウ]
早稲田大学情報理工学科を卒業後、メーカー系SIerを経て、2013年にエムスリー株式会社に入社。ソフトウェアエンジニアとして従事。日本Kotlinユーザグループ代表、日本Javaユーザグループ幹事を務める
藤原聖[フジワラサトル]
東京大学電子情報工学部を卒業後、ベンチャー企業を経て、現在は株式会社サイバーエージェントでAndroidエンジニアとして従事
山本純平[ヤマモトジュンペイ]
東京工業大学理工学研究科修士課程修了後、組み込みソフトウエアや携帯電話アプリ開発、スタートアップベンチャーでのWindowsアプリ開発、iOSアプリ開発を経て、2015年にSansan株式会社に入社。現在はデータ分析業務に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
p0c4rl
スルメ
3人組の1人
mirie0908
ozackiee