見知らぬ心臓

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784838725762
  • NDC分類 778.235
  • Cコード C0098

出版社内容情報

17歳でHIVに感染、34歳で心臓移植した女優、シャルロット・ヴァンドレイ。著書でそのことを告白した彼女は、「私はあなたのなかで鼓動する心臓を知っています。その心臓を愛していました」という匿名の手紙を受け取るが…。ベルリン国際映画祭女優賞受賞の著者による衝撃のミステリアス・ノンフィクション。

2005年に出版した自伝で、17歳のときにHIV感染したこと、34歳のときに心臓移植を行ったことを告白した女優、シャルロット・ヴァランドレイ。出版から一ヶ月後、彼女は匿名の手紙を受け取る。「私はあなたのなかで鼓動する心臓を知っています。その心臓を愛していました……」。一見、馬鹿げた言葉に、彼女はショックを受け、混乱する。なぜならそのとき彼女は、しつこい悪夢と、デジャヴとしかいいようのない感覚、自分の内面の驚くべき変化に見舞われていたからだった。評判の占い師、恋人になった心臓医、理性的な精神分析医、守秘義務に凝り固まる医学教授……。多くの人に救いの糸口を求め行動する彼女だったが、彼女の“見知らぬ心臓”は次々にミステリアスな事件を引き起こす。そして明かされる驚愕の真実とは!? 
 1986年、第36回ベルリン国際映画祭女優を賞受賞した著者による衝撃のミステリアス・ノンフィクション。フランス本国で35万部、世界15カ国で翻訳化された話題作。

【著者紹介】
女優、作家。1968年11月29日、パリ生まれ。16歳のデビュー作で初主演した映画『ルージュ・ベーゼ/15歳の恋』で第36回ベルリン映画祭女優賞受賞。日本で公開された映画には『オルランド』(1992年)がある(サーシャ皇妃役)。
2005年、初の自伝『血のなかに愛』を出版して、17歳でのHIV感染と34歳での心臓移植を告白。2008年、同作のテレビ映画化で主演をつとめて話題になる。2011年、2冊目の自伝『見知らぬ心臓』で心臓のドナーの夫との恋を告白。2012年、3冊目の自伝『N’oublie pas de m’aimer』で恋のその後の行方を発表。自伝はいずれもベストセラーになり、2013年、芸術文化勲章のシュヴァリエを受賞。現在、財団『命の移植』代表として移植臓器提供の促進に力をそそいでいる。

内容説明

17歳でHIVに感染、34歳で心臓移植。新しい心臓に刻まれた愛の記憶が次々引き起こすミステリアスな事件。そして明かされる驚愕の真実!ベルリン映画祭女優賞受賞の著者による衝撃のミステリアス・ノンフィクション。

目次

二〇〇五年、パリ―悪夢
それより前の二〇〇五年初夏、パリ、サン=ポール病院―出会い
二〇〇五年十二月、パリ―千通の手紙
二〇〇六年一月、パリ、私の家―キャヴィアとココ
二〇〇六年二月―最高の占い師
二〇〇六年三月―細胞の記憶
三〇〇六年四月―ハート形のネックレス
二〇〇六年五月―インド旅行
二〇〇六年六月―最後の手紙
二〇〇六年七月―事故の夢〔ほか〕

著者等紹介

ヴァランドレイ,シャルロット[ヴァランドレイ,シャルロット] [Valandrey,Charlotte]
女優、作家。1968年11月29日、パリ生まれ。16歳のデビュー作で初主演した映画『ルージュ・ベーゼ/15才の恋』で第36回ベルリン映画祭女優賞受賞。2005年、初の自伝『血の中に愛』を出版して、17歳でのHIV感染と34歳での心臓移植を告白。3冊の自伝はいずれもベストセラーになり、2013年、芸術文化勲章のシュヴァリエを受章。現在、財団『命の移植』代表として移植臓器提供の促進に力をそそいでいる

鳥取絹子[トットリキヌコ]
1947年、富山県生まれ。フランス語翻訳家、ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

72
恥ずかしながらこの本を読むまでこの女優さんのことは知らなかったが、これが本当に実話なのだったらかなりな超常体験ですね。心臓移植そのものがレアケースなんだろうけど。2017/05/14

keroppi

36
心臓移植した著者が、ドナーの記憶が移ったり、ドナーの夫と恋に落ちたり。まるで東野圭吾「変身」のような実話。テレビで再現ドラマをやっていたので、本を読んでみた。再現ドラマ以上のものではなかった。HIVのことはテレビでは触れてなかったが。2017/09/01

fu

8
エイズが原因で心臓移植を受けたフランスの女優が、術後、何度も事故で死ぬ夢を見る。事実は小説より奇なり。ミステリー小説顔負けの実話。いや、フィクションでもいいと思うほど面白かった。それにしてもいったい人の意識はどこに宿るのだろう? あと、インドの話が伏線を張ったままで終わってるが、ドナーとインドとの関係は、机以外に何かもっとあるような気がする。ドナーはインド人だったとか?原作では書かれているのだろうか、気になるところだ。2014/01/05

Koichiro Minematsu

8
最近、はまって買っていた女性手記の本の1冊。実話ですが強烈な内容でした。女優として、女性として、そして母として生きながら、病気にはHIV感染者として、心臓移植者として生きる。しかし、その後、悪夢に悩まされ女優業からも見捨てられ、悪夢の相談にも、主治医の精神科医は否定し続けるが、、、 移植した心臓がまた心筋梗塞を起こすと、、、 心臓病の教授から驚愕の真実が! ミステリアスなノンフィクション。2013/12/11

ヨツメ

6
移植された心臓が前の持ち主の記憶を持っているという不思議な実話。とても興味深い。2013/12/06

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