出版社内容情報
17歳でHIVに感染、34歳で心臓移植した女優、シャルロット・ヴァンドレイ。著書でそのことを告白した彼女は、「私はあなたのなかで鼓動する心臓を知っています。その心臓を愛していました」という匿名の手紙を受け取るが…。ベルリン国際映画祭女優賞受賞の著者による衝撃のミステリアス・ノンフィクション。
2005年に出版した自伝で、17歳のときにHIV感染したこと、34歳のときに心臓移植を行ったことを告白した女優、シャルロット・ヴァランドレイ。出版から一ヶ月後、彼女は匿名の手紙を受け取る。「私はあなたのなかで鼓動する心臓を知っています。その心臓を愛していました……」。一見、馬鹿げた言葉に、彼女はショックを受け、混乱する。なぜならそのとき彼女は、しつこい悪夢と、デジャヴとしかいいようのない感覚、自分の内面の驚くべき変化に見舞われていたからだった。評判の占い師、恋人になった心臓医、理性的な精神分析医、守秘義務に凝り固まる医学教授……。多くの人に救いの糸口を求め行動する彼女だったが、彼女の“見知らぬ心臓”は次々にミステリアスな事件を引き起こす。そして明かされる驚愕の真実とは!?
1986年、第36回ベルリン国際映画祭女優を賞受賞した著者による衝撃のミステリアス・ノンフィクション。フランス本国で35万部、世界15カ国で翻訳化された話題作。
【著者紹介】
女優、作家。1968年11月29日、パリ生まれ。16歳のデビュー作で初主演した映画『ルージュ・ベーゼ/15歳の恋』で第36回ベルリン映画祭女優賞受賞。日本で公開された映画には『オルランド』(1992年)がある(サーシャ皇妃役)。
2005年、初の自伝『血のなかに愛』を出版して、17歳でのHIV感染と34歳での心臓移植を告白。2008年、同作のテレビ映画化で主演をつとめて話題になる。2011年、2冊目の自伝『見知らぬ心臓』で心臓のドナーの夫との恋を告白。2012年、3冊目の自伝『N’oublie pas de m’aimer』で恋のその後の行方を発表。自伝はいずれもベストセラーになり、2013年、芸術文化勲章のシュヴァリエを受賞。現在、財団『命の移植』代表として移植臓器提供の促進に力をそそいでいる。
内容説明
17歳でHIVに感染、34歳で心臓移植。新しい心臓に刻まれた愛の記憶が次々引き起こすミステリアスな事件。そして明かされる驚愕の真実!ベルリン映画祭女優賞受賞の著者による衝撃のミステリアス・ノンフィクション。
目次
二〇〇五年、パリ―悪夢
それより前の二〇〇五年初夏、パリ、サン=ポール病院―出会い
二〇〇五年十二月、パリ―千通の手紙
二〇〇六年一月、パリ、私の家―キャヴィアとココ
二〇〇六年二月―最高の占い師
二〇〇六年三月―細胞の記憶
三〇〇六年四月―ハート形のネックレス
二〇〇六年五月―インド旅行
二〇〇六年六月―最後の手紙
二〇〇六年七月―事故の夢〔ほか〕
著者等紹介
ヴァランドレイ,シャルロット[ヴァランドレイ,シャルロット] [Valandrey,Charlotte]
女優、作家。1968年11月29日、パリ生まれ。16歳のデビュー作で初主演した映画『ルージュ・ベーゼ/15才の恋』で第36回ベルリン映画祭女優賞受賞。2005年、初の自伝『血の中に愛』を出版して、17歳でのHIV感染と34歳での心臓移植を告白。3冊の自伝はいずれもベストセラーになり、2013年、芸術文化勲章のシュヴァリエを受章。現在、財団『命の移植』代表として移植臓器提供の促進に力をそそいでいる
鳥取絹子[トットリキヌコ]
1947年、富山県生まれ。フランス語翻訳家、ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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