奇跡の紅茶専門店

電子版価格
¥1,047
  • 電書あり

奇跡の紅茶専門店

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784838725649
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

大阪・樟葉にある話題の紅茶専門店「I TeA HOUSE」には、
今日も悩める人たちがフラリと訪れ、それぞれの悩みに応じた
紅茶を味わい、大切な人と出会い、マスターの話を聞きながら、
「新しい自分」に生まれ変わっています。
そんな実在の“癒しのスポット”を舞台に繰り広げられる
男女7人の苦悩と再生のハートフルストーリー……。

「お目覚めですか?」
目を開ける。声のしたほうを見ると、近くで私を見つめるイケメン男子。
短めの髪に細面の顔、少しのあご髭がカッコイイ。てか、何で?
まだ頭がボーッとする。うつろな目で周りをキョロキョロしてみる。
20畳ぐらい? の広さに、白で覆われたきれいな壁、
こだわってるっぽい4つぐらいのテーブルと椅子に可愛い小物、
5席ほどのカウンター、壁の上と下の窓から差し込む光…。
ここどこですか…? カフェ…? 
ってか、何で私ここにいるんだ…?               
(本文より)

【「I TeA HOUSE」で奇跡に出会う登場人物たち】
美沙希:23歳。リストカット、男、クスリ……「死にたい」けど「死ねない」キャバ嬢。
航太:25歳。「俺、まだ本気出してないだけ」が口癖の極度のマザコンサラリーマン。
真須美:50歳。「あんな子に育てたつもりは…」と息子を嘆くワーキングマザー。
翼:14歳。真須美の息子で、「ダルい…。何もしたくない…」引きこもりの中学2年生。
武男:55歳。事業に失敗し、余命3カ月を宣告された元飲食店チェーン経営者。
彩花:21歳。100社受けても内定がもらえず、自信をなくしている就活中の大学生。
悟:32歳。3.11後に故郷の村を逃げ出したまま、無為の日々を送る無農薬米生産者。

美沙希と航太
翼と真須美
彩花と美沙希
真須美と彩花
武男と真須美
悟と航太
それぞれのあの日…
それぞれの春…

【著者紹介】
1986年生まれ。上智大学在学中に「自分を変えたい!」との思いから、毎朝6時から新宿駅東口の掃除を1人で始める。「一緒に掃除してくれる人募集!!」と書いた看板を背負っての活動は、やがて大勢の仲間を呼び込み、数十万人規模の世界的ゴミ拾いプロジェクトの実行委員長を務めるまでになる。その活動は、新聞、テレビ、ラジオで何度も取り上げられる。卒業後は、飲食店の経営もしながら、通算300回以上にわたる全国の学校・企業・団体での講演会活動、イベント・メディア出演、書のアーティスト活動、執筆活動などに精力的に取り組んでいる。主な著書に、『半ケツとゴミ拾い』(地湧社)、『伝え屋』(廣済堂出版)、『NO BORDER 世界を1つに繋ぐ歌』(エベイユ)がある。2007年「アジアこども会議」では、高円宮妃殿下の御前で講演を行った。

内容説明

人の数だけ悩みがあって、悩みの数だけ「奇跡」が起こって…。実在の紅茶専門店「I TeA HOUSE」を舞台に繰り広げられる、男女7人の苦悩と再生の物語。

著者等紹介

荒川祐二[アラカワユウジ]
1986年生まれ。上智大学在学中に新宿駅東口の掃除を1人で始め、やがて大勢の仲間を呼び込み、数十万人規模の世界的ゴミ拾いプロジェクトの実行委員長を務めるまでになる。卒業後は、飲食店の経営もしながら、全国の学校・企業・団体での講演会活動、イベント・メディア出演、書のアーティスト活動、執筆活動などに精力的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ベイマックス

74
図書館本。その場限りの優しく、誰にでも言える言葉ではなくて、時には言われた側の弱った心に突き刺さるような言葉だけど、本当はそれが必要なんだよね。ケースバイケースだけど…(笑)。でもさ、まっとうな指摘より、甘いささやきに流されちゃうんだよね。◎心に響く言葉が一つでもあれば、読むに値する本だと思います。2020/09/22

ハミング♪♪@LIVE ON LIVE

52
想像していたような内容とは違って、最初は戸惑ったものの、そういう作品だと徐々に受け入れ、それなりに楽しめたように思う。様々な人が人生に悩み、困難に直面し、もがき苦しみながらも「変わろう」と決意し、少しずつ行動に移すことで、物事が好転していき、周りの人たちとよりよい関係を築けるようになっていっている様が読んでいて、奮起させられた。日常にそっと寄り添って、飲むだけでホッとさせてくれる紅茶をぜひ飲みたくなった。「I TeA HOUSE」のような居心地の良い紅茶専門店があれば、つい通っちゃうだろうな~。2018/04/28

うー

20
タイトルが気になって手に取ったので全く内容は知らずに読んだ。なんか自己啓発というかメンタルヘルス系というか、普通に小説と思って読むと???となってしまう。しかも登場人物がコロコロ変わるため気分が落ち着かない。レストランやカフェが舞台の小説を読むとそのお店に行ってみたくなるのだけど、ある種宗教的な雰囲気を持つこのお店にはなんとなく近寄りたくない。お茶だけ飲めるなら興味あるけど、泣いてたり傷だらけだったりするような店は落ち着けなさそう。2013/12/13

風里

19
考えることを放棄してはいけない。 今までの云十年の思考回路が邪魔してこの本のようにすぐに自分を変えるのは難しいけれど、少しずつ変えていく、努力をする。 自己啓発本といえばそうなのかな。2018/05/31

mikipon

18
高校生ビブリオバトルの記事で、タイトルに惹かれて読んでみる(無類の紅茶好きの私)。お店を中心にした人間模様かなと思ったら、もうちょっと自己啓発よりだった。丁度、作中の彩花さんが作りたいと思った本なのだろうと納得する。マスターの一言で問題を抱えたみんながそれぞれ変わり始めていく。逃げない、変わろう、というのは一つの答えではあるけど、逃げても良いときがあると私は思うよ。マスターのカウンセラーとしての凄さは、今まで読んだ中でも五指にはいるなぁ(あとの4人を誰にするかは現在思案中。一人はぶたぶたさんで決まり)2016/02/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6953005
  • ご注意事項