内容説明
36本の幻の映画を、そのストーリーはもちろんスタッフ・キャストの魅力までをも縦横に論じた衝撃の書。「椿三十郎」と「総長賭博」のハリウッド版リメイクから若きケビン・コスナーの主演作、ハリソン・フォードの傑作ハードボイルド、そしてポランスキーの幻の傑作、さらにはエロティシズムあふれるケン・ラッセルの問題作まで、観たことも聞いたこともない映画が36本。各映画に宇野亜喜良の素晴らしい挿絵を付す。思わず溜め息が出る空想映画館。
目次
第1部(日本映画の奇妙な影響;呪われた映画についての証言;青春群像映画の系譜;性表現の大冒険 ほか)
第2部(痛快な爆撃機映画;美少女ハードコア;美意識に貫かれた三角関係の物語;サスペンス、二重の衝撃 ほか)