いしいしんじのキューバ日記

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 111p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784838717330
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0095

内容説明

寒い場所から暖かい場所へ。音楽にゆさぶられ、ラムや葉巻の香りを吸いこむうちにキューバと「からだ」のリズムが合いはじめる。ノートには文章があらわれ、一日分の記述もふだんの日記の何倍にもふくれあがる。スケッチと写真もたっぷり、異色のキューバ紀行。

著者等紹介

いしいしんじ[イシイシンジ]
1966年大阪生まれ、京都育ち。現在、松本在住。小説に、『麦ふみクーツェ』(坪田譲治賞受賞/理論社・新潮文庫)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

pino

169
変な感じ。と、まえがきにある。なるほど。ダジャレが踊る日記だ。私のキューバの印象は、硬さと緩さが極端で捉え所がないというもの。社会主義、停電、野球にサルサ…実はよく知らない。で、この本を読んだが歴史のお勉強にはならない。不思議なリズムで豆になったり水にやられたり。写真はトタン屋根の車座の猫、眠そうな犬、働く馬。鳥かごが頑丈そうなのはキューバだからか。いしいさんのように旅に出ずとも「中心」がぶれまくり昨年末から体調不良だった私は時間を膨張させられた。そうなればいい。と、まえがきにある。困った時のいしいさん。2014/01/13

野のこ

19
嘘でしょ!?と思うくらいなことが起こるなか、いしいさんと園子さんの世界だと起こりうるかもと不思議なワールド。黒猫から逃げて、そこは音楽に溢れるキューバ。美味しいごはんにわくわく♪ と思ったらどっこい、しなびたキャベツの千切りがこの国の十八番とあまり期待できない食事。巣パゲティとか…。ただホテルの朝食で生かされて何よりです。2人の雰囲気に癒されました。2017/05/12

おにぎりの具が鮑でゴメンナサイ

19
いしいしんじはずるい。どういうふうにずるいかというと、えなりかずきがあんな童顔でありながら実はかなりのヤリチンでドSだったとしたら、ずるいと思う、ような。それが分かりづらいとすれば、もしも全身が真っ黒だったら、日高山脈でマタギに狙われ死闘を繰り広げたりする猛獣のはずなのに、よりによってたまたまあんなまだら模様になったおかげで、どうやってもカワイイぬいぐるみにしか見えないパンダのような。ああ、ずるい、ずるいよう。 2014/04/05

スプリント

4
いしいしんじさんのやさしい世界感がでています。2017/07/30

AKIKO-WILL

3
キューバと言えば?最近ではボルト…いしいさんのキューバ旅行を日記エッセイでまとめたモノ!寒い日本から抜け出してキューバの温かさを感じたいと行った夫妻。音楽をこよなく愛するキューバの人。アメリカに近いがアメリカ国籍の人がキューバに行くのを禁止しているからアメリカ人は直接行けない国であり、社会主義の国。チェゲバラが有名人。この日記エッセイは、2006年にキューバ旅行行った事を掲載しているユルい感じがイイです。たまに街の風景に溶け込む犬や猫などの写真も載っていて良かったです。2013/08/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/480
  • ご注意事項