運のつき

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  • サイズ B6判/ページ数 225,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784838714605
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

医学部を出たのに、医者になりそびれ、科学をやったのに、科学者になりそびれ、65歳にしてベストセラーを出した。人生、なにが起こるかわからない。自分は一生なにをしてきたのか。それをお話してみようかな。死から始める逆向き人生論。

目次

第1章 いずれ死ぬ
第2章 身を鴻毛の軽きに置いて
第3章 お勤めご苦労さん
第4章 平常心
第5章 変わらないもの
第6章 学問とは方法である
第7章 主義者たち
第8章 日本人は諸行無常
第9章 努力・辛抱・根性
第10章 若いころ
第11章 現代を生きる

著者等紹介

養老孟司[ヨウロウタケシ]
昭和12年11月11日生。昭和37年3月国立東京大学医学部卒業。昭和37年4月国立東京大学病院で1年間インターンを務める。昭和38年4月国立東京大学医学部大学院医学系研究科基礎医学専攻博士課程入学。昭和42年3月国立東京大学医学部大学院医学系研究科基礎医学専攻博士課程卒業。昭和42年4月国立東京大学医学部に助手として就職。昭和47年4月国立東京大学医学部助教授となる。昭和57年4月国立東京大学医学部教授となる。平成7年3月国立東京大学医学部退官、名誉教授となる。平成8年4月私立北里大学一般教育総合センター教授となる
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マーシュランド

9
先日、養老さんの講演を聴いたため、何となく手に取る▼10年も前の本ですが、まさにお話しされた内容ばかり▼学問の方法の章が大変参考になった▼対象で選択するのではなく、方法で選択するという考え方にはなるほどと、唸った▼190112019/02/02

厩火事

6
肩の力が抜けた作者の言葉が心地よかったですが、読者として設定されている年齢層が高めであろう話題が多くありました。2016/03/20

のり

5
紹介してもらって借りた本。遺体の解剖をしてきたからゆえの死生観に惹かれました。「世間で生きようが,個人で生きようが,自分の生き方を根本的に肯定できないのなら,生きてきた意味はない」深い言葉です。2016/01/31

yonet35

4
極端だなぁ~と感じたり、頭がいい人らしい話方だなぁ~、飛躍している…、と思ったり、しつつもなるほどと感じるところもあり、読み物として面白かった。確かに人生って運だよなぁ。 この本でデカルトの「方法序説」ーーーーー世間という、より大きな書物を読むためにーーーーーという言葉を得られて良かった。2012/09/18

よし

3
「日本人が人生論を論じる難しさは世間をどう見るかなんです。自分はこうだじゃすまないわけです。世間という相手の方がよほど大変かつ複雑なんです。」 「非日常より日常を、独創より平凡を選ぶ 方法として解剖を考えたら話は別。」 「 選ぶのは対象でなく方法である。解剖学」「 私にとって死ではなく死体こそが現実。」2022/01/04

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