李白の月

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  • サイズ A5判/ページ数 207p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784838710546
  • NDC分類 923
  • Cコード C0095

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

68
再読です:)まえがきに云う作者の感じる「味わい」に共感する。幾分か前の『仙人の壺』より物語性の強い作品が多い様に感じるが、テイストは変わりなく伝わってくる。そして中でも一番は『寒い日』飛び去った二羽の鶴の残した雪模様の白い一頁の余韻が絶妙です。2020/08/23

駒場

9
中国の怪談・説話をゆるい作風の漫画とエッセイで紹介する、秋の夜長にぴったりのライトな佳作。不条理にゆる〜くつっこんだり、日本の似た話と比べたりと楽しめる。李白が川に映った月をとろうとした話から、北斗七星の正体が7匹の豕だった話、北斗星と南斗星に賄賂を渡して子供の寿命を伸ばしてもらう話……特にオチのない怪談も、オチがないからこそなんか「そんな話もあったかもな」という面白さがある2021/10/26

NAO

5
「李白の月」の話が、とにかくよかった。なんか、ほんとに李白ってこんな感じじゃないですか。仙人みたいで。南伸坊の中国の絵って、どうしてこんなに味があるんだろう。そしてまた、その知識の多いこと。2015/04/07

ありんこ

5
南さんが読んで知っている中国の不思議なお話を漫画と解説エッセイつきで楽しめます。大きな蛤をみつけると中に刀が入ってる話とか、頭がよく飛ぶ女の人の話とか・・・おもしろ~い!2010/10/03

KAZOO

4
北村薫さんの「謎のギャラリー」からの波及本。南伸坊さんのコミックが最初に掲載されていたので早速購入。描かれる人物や風景などのイメージが本当に中国の昔の時代にあっています。一つ一つの物語の後にある文章も中国古典を読んでいないと書けないためになる話です。ちなみにこの本の解説は北村薫さんが書かれています。感想が「仙人の壺」のほうになっています。申し訳ありません。2013/10/04

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